彼氏が上がるか下がるか
日経平均株価が30数年前の史上最高値を上回れるかどうかが、とうとう見えてきました。
まるで、学生時代にかっこよくキラキラして付き合ってた彼氏が、就職せずに夢を追ってフラフラしてるから見限り別れたけど、立ち上げた会社が上場して注目の経営者になってるかつての彼氏を30年ぶりに気づいてしまった感じでしょうか。
恋愛と投資は何か一緒です。
盛り上がるのか冷め下がるのか未来は全く読めず、損したのか得したのか自分と向き合います。
今の株式市場を見て、さぁここから乗るのか、逃げるのか、多くの人が迷ってます。
その人にすごく魅力を感じて付き合ったのに、すぐにダメなところを気付いて損切りする、まるで投資です。
その後、別の人と付き合ってるのを見て、あいつはこーゆー裏があるなどと、つい損した銘柄の悪口を言い回ってしまいます。
彼氏の悪いところに悩みながら何年も交際が続き、今さら別れて1番モテる時期を無駄にしたと恐れてダラダラ続く、そんな塩漬け株なんて、まるで投資です。
負けを認めず売らなきゃ損にならない、自分に一生懸命言い聞かせて見ないふりをする大人になりました。時々決めた自分を思い出して泣きます。
なんと分散投資までできます。
別に1銘柄に一極集中投資する必要はありません。
恋愛では同時並行の分散投資するのはモラルに反しますが法に触れてません。分散投資しすぎると資産管理が大変なように、分散恋愛はデートのスケジュール管理が大変です。
数社の財務諸表を頭に入れなきゃいけません。相手の名前なんて呼び間違えたらストップ安です。
ダメな男を事前に見切ったりするのは自分の目利きです。ダメ銘柄ほど魅力的に見えるモノです。買うか付き合うか止めるか、投資は度胸です。
地雷な彼女を受け入れるかは自分の器量です。そんな子を好きになる自分を冷静に判断出来るか、投資は俯瞰視です。
自分の恋愛感が高望みで、高値づかみのバブル崩壊。だけど次も高望みで乱高下の毎日です。
妥協して安定株を選んで、配当や株主優待でつつましいデートも心は和みます。
恋愛に迷っているうちに、世間が幸せそうな株価上昇のように幸せそうなカップルを見て悔しがるのも、株価下落で損泣きを見るように喧嘩別れで泣いてる友達を励ましながら嬉しくなるのも、恋愛に参加しなくても、投資に参加しなくても、心は揺れますね。
あなたは投資というギャンブルに勝つのか負けるのか、恋愛相手というギャンブルに勝つのか負けるのか、人生をかけた大勝負です。
別に恋愛相手の上がりを見込んでるわけでなければ、下がっても支えればいいだけなので、投資同様にいざとなったら首くくればいいだけなので気楽なもんですね。
そもそも、自分という投資に負けたところで勝ったところで、認めてしまえば損も得もない人生かもしれませんけどね。
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