若い世代に伝えるとしたら?⑤

「若い世代に伝えるとしたら?④」の記事で

僕の初体験は、自分自身を悩ませていきました。

と書きました。

何に悩まされたのか?

僕は見ず知らずの相手と性行為をしました。

そのあとなぜか気になり、ネットで「発展場で性行為」としらべてみると、、、

発展場での相手は危険、不特定多数と関係を持ち、病気を持っている人も多い

そういう記事を見て、

僕は

ゾッとしました。


見た目は清潔そうなサラリーマンで、口調も優しかったから、気を許した部分もあったけど、

会話の中で、

「こういうところは時々くるよ。けど、君みたいな若い人と出会うのはあまりないかな」と、、、


ネットを見ながら、あの人よく来るって言ってたよな?

え、どうしよう、、、

いや、優しそうな人だったし

病気持ってるわけない

そう勝手に自分の都合の良いように解釈するも、


そこから

地獄のネットサーフィン

の始まりです。


無意識に自分の都合の良い記事を調べていました。

しかし、現実はそんなに甘くなく調べれば調べるほど、不特定多数と予防しない行為をする事は危険だ!

そのような記事が目に飛び込みます。


そのなかで、一番僕の血の気が引いたのは

発展場でHIVに感染したという人のブログです。

そこから、頭の中はHIVの事でパンパンに膨れ上がるのです。


初めての行為は無防備だった。

相手はどこの誰かも知らない人で、発展場の常連さん

可能性は限りなく高いかもしれない。


考えれば考えるほど、恐怖に教われ
精神をも蝕んでいきました。

学生だった僕は学業にも影響し、
試験に不合格。1年後輩と授業を受ける事になるのです。

とにかく気になって仕方がなかった

もし、自分が感染してたら

どうやって生きていけば良いのか、、、

過剰とも言える恐怖心は、子供の頃に見たテレビドラも少なからず関係していたのかもしれません。

深田恭子と金城武が主演した

「神様もうすこしだけ」というドラマです。

子供ながらHIVは死ぬ病気なんだ、これは怖いドラマだ

そう当時は思っていました。

そして、初体験を済ませた僕も同じように
「あぁ、死んでしまうのかも」と

人生諦めたような気持ちを持ちつつも

また調べ出す。

そのような日々が数日間続きました。


そんな日々を過ごす中で、

HIVに感染しているかは検査をするしかない事がわかり、意を決してクリニックに検査を受けに行きました。

そこで言われたのが、、

「不安な行為をしてから、3ヶ月経たないと正確な結果は出てこない」と

僕の気持ちは崩れ落ちました。

今検査をしてもわからないの?

2週間しか経ってない、この不安が3ヶ月も続くの?

僕は不安な気持ちを持ちながら毎日を過ごしました。

何事にも集中できず、
ネットサーフィンをして、都合良よい情報を得ようとする毎日を、、、

だけどそのおかげでなのか、僕はHIVに関しての正しい知識を得ることができました。

そして、3ヶ月後

初めての検査

結果は陰性

肩にのしかかっていた大きな重りがなくなるかのように、

不安な気持ちがスッと消え去りました。


これが僕の初体験です。

全然素敵な事ではないでしょ?
クソダサいですよね。

確かに行為中は気持ちが良い、そう思ったものの

その後は、あまりにも情けない結果となりました。


こんな経験をしたからこそ、馬鹿な大人みたいな経験をして欲しくないと思っています。

この記事で伝えたいのは

〜性病に関しての知識をつけましょう〜

です。


知識は自分を守る術となる、無知は自分を苦しめる敵となる



次はHIVについて書こうと思います。
















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