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映画鑑賞、大怪獣のあとしまつ

ホットケーキを味わいたいのに、純米せんべいを食べている感覚になった映画です。
映画そのものは、面白いと感じられました。

この映画、怪獣映画のパロディーで笑える映画であることを考慮しなければなりません。
つまり、数多くの怪獣映画を知らないと、矛盾が理解できないわけです。

国を守る国防軍が存在しているのに、なぜ怪獣のために別の組織が必要なのか。
組織間が対立する理由、超法規的措置を行うためには、法律の厳守が必要とか。

選挙のためだけに活動していると思える政治家。
閣議の様子は非公開だから、何をやっているか好きに想像できることとか。

元恋人を忘れられない状態で、結婚してみたりとか。
元恋人と夫婦の対立と周囲への影響とか。

矛盾を考えながら、その矛盾を味わえないと理解不能な物語なのです。
物語のオチも納得できる形ですが、難点があるとすれば公開時期だけです。

シン・ゴジラの前に公開できていればと思いました。
なんとなくですが、時間が経過するほど評価が上がりそうな感覚を味わっています。

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