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(ヘッダー画像はAIで作成) とても面白く、読みやすい。 スズメバチの生態、特にキイロスズメバチのコロニーの1年を詳しく解説。 オオスズメバチやミツバチ等他種類の蜂についても載っている。 スズメバチの巣はどれだけ栄えていても秋に滅びてしまう。次の女王バチだけが冬眠して来年の春に新しく1から巣を作るそうだ。 つまり、最初は女王ハチ1匹だけで巣の材料集めと建造、産卵と幼虫のお世話を全てやらなくてはならず、生き残る確率は100分の1以下だとか。 スズメバチといえば、人を刺すので
毎週土曜日に図書館に行って本を借りてくる。 真夏の間は暑すぎてしばらく館内で休憩しつつ本を読んでから帰る。 子供向けの図鑑シリーズがなかなか面白かった。 じゃがいも・蜂・ニワトリの本を読んでみた。 じゃがいもの図鑑は様々な種類のジャガイモをカラー写真付きで紹介。食用のもの、加工用のもの、でんぷん粉の材料用などに分けられる。 種イモを1/2、1/4、1/8 、1/16に切って植えた場合、小さく切ったものほどできるイモの量が減り、1/16だと育たなくなってしまうといった実験も載っ
図書館で借りてきた本。シリーズものだったようだが2から手に取ってしまったけれど、前作を知らなくても読める話だと思う。 時代設定は昭和40年代ごろで、オリンピックや万博、流行歌、郵便番号の開始等同時の出来事が描かれる場面もある。 「一子」と「孝蔵」の夫婦が営む「はじめ食堂」の物語。 「孝蔵」は元帝都ホテルのシェフで、腕は一流。 夫婦の愛と人情と料理で登場人物たちが救われるような、優しい話だった。 出てくる料理がどれも美味しそうで見ていて楽しい。 巻末には物語中に登場した料理のレ
子供の頃に読んだことのある物語。今改めて読み直してみても面白かった。ホッツェンプロッツは最後改心していたような記憶があったけど、それは続編での話だった。 2人の少年たちが大泥棒と悪い魔法使いに挑むべく知恵を働かせるけど、悪者たちも一筋縄ではいかない。2人が帽子を交換する変装作戦が後々の伏線になっていて、帽子によって事態が急展開する場面は納得感とユーモアがある。 音楽を鳴らすコーヒーひき、魔法使い特性のかぎたばこ、空飛ぶ魔法のマント等、物語中に出てくるアイテムが面白いのも魅力。
ブルシット・ジョブについての本を読んだ。 実例がいくつか紹介されていたけれど、私には想像のできない世界だった。 仕事が原因で病んでしまった人の話はいくらでも見つかるけど、それもブルシット・ジョブだったのかなぁと考えてしまう。 ブルシット・ジョブは高給取りだけどあまりの無意味さに精神をやられてしまう場合がある。意味のある仕事は給料が低い。どっちに転んでも辛いのが酷いなぁと思いつつ。 自分の仕事についても考えてみたけどちゃんと意味はあると思う。お給料少ないけど。つまりブルシット・
「ロボット・イン・ザ」シリーズ4作目。 今回はタングの出番が少ないと感じた。ボニーが中心に描かれている。 ジャスミンが去り、代わりにフランキーがやってくる。 ボニーは自閉スペクトラム症らしく、逐一困った事が起きる。 他人ごとではないので頭と胸が痛むが、赤の他人から見れば迷惑にしか見えないだろうな、とも思う。本人も世話する人も大変。悩みの種になっているボニーだが、終盤でフランキーの為に行動する部分も見せる。 フランキーは捨てられても元の持ち主、ソニアの世話をしたいと言い、彼女の
「ケーキの切れない非行少年たち」はネット記事などでも何度かタイトルが出ているのを見かけたことがあり、有名な本だったが、いままで読んだことが無かった。図書館で偶然見つけたため、借りて読んでみることにした。さらに、「ケーキの切れない非行少年たち2」として「どうしても頑張れない人たち」も隣に並んでいたので、それも一緒に借りてきた。ここでは2冊まとめて紹介する。読んでいて、とても辛い、悲しい、やりきれないというような気持ちになるのだ。もし、自分や自分と親しい人が犯罪の被害に遭った場合
(見出し画像はCopilot Designerで作成しました、) 非常に有名な作品なので、ハイド氏はジーキル博士なのは知っていたけれど、それでもハイドの不気味さと謎は興味を惹くし、物語の真相を知りたくなる。特殊な薬によってジーキルはハイドに変身し、姿形も大きく変わってしまう。ハイドの外見の描写は独特で、説明しがたいが誰もが嫌悪を感じるようなものらしい。ハイド(ジキル)本人以外の登場人物は全員ハイドを見て嫌悪感を感じている。ハイドが純粋な悪の側面の具現化のようなもでだとしても、
この本は前から読んでみたいと思っていたので、図書館で見つけた時は嬉しかった。 ヨウムと言う鳥は、おしゃべりが得意で、とても賢い事で知られ、youtubeなどでも流暢に話している動画が多くみられる。 アレクサを操作できるヨウムもいるらしい。 しかし、アイリーン博士がアレックスの研究をしていた時代は、動物に知性があることは信じられておらず、研究を信じてもらえなかったり、研究費の確保に苦労したりしたそうだ。 アレックスの研究によって、動物に知性や感情がある事が広く認められたようだ
この本には、4つの短編が収録されている。 「子守りロボット・ロビィ」:子守りロボットとばかり遊ぶ子供を心配して、両親はロボットを工場に返してしまうが、子供はロボットに会いたがってしまう話。 「水星ロボット・スピーディ」:高温環境の水星で、資源採掘をするロボット・スピーディが任務中に迷走を始めてしまい、科学者たちが原因を考える話。 「うそつきロボット・ハービィ」:人間の心が読めるロボット・ハービィは 人間のこころを傷つけないために嘘をつくが、そのせいでかえって人間たちに混乱をも
(見出し画像はChatGPTのDALL-Eで作成しました。) 10の異なる研究について書かれている。全てを紹介することはできないが、いくつか面白かったものを紹介したい。 腸内細菌との共生 マウスを無菌状態で育てると、正常に生育しないという。おそらく人も同様で、菌の存在を前提として身体は作られている。もしも腸内細菌が存在しなければ、まともに生きていく事ができないそうだ。 この章の研究で驚いた部分は、腸の仲は厳密には「体の外」という部分だ。 たしかに、いわれてみればそうだっ
(見出し画像はChatGPTのDALL-Eで作成しました。) 「カラスの教科書」の続編。より多岐にわたるカラスの観察や考察。 カラスの感覚(じつは鼻はあまり利かず、視覚に頼って餌を探している等) カラスの知能(仲間の声と顔を覚えていたり、道具を使用したり) カラスの社会(縄張りの分布、ハシブトガラスとハシボソガラスの縄張りの干渉の観察等) カラス観察の実地調査の話等。 前作より、漫画などからのパロディ表現が増えている。 各章の注釈のページに、パロディの解説も書いてあるくらい
(見出し画像はChatGPTのDALL-Eで作成しました。) 人間の身体と脳は、サバンナで動物を狩ったり、逆に動物に襲われたりしながら生きていた頃に適応してできている。生き延びるのに適したことをすれば脳に「ごほうび」(ドーパミン)がもらえるという仕組みで、生き延びるためには常に体を動かしている必要があった。なので、運動をすると脳にとって良い事が起こる。集中力や発想力を高められる。 といった内容だった。 確かに、人間も動物の一種。野生で生き残るために適した進化をしているはずだ
(見出し画像はCopilot Designerで作成しました。) 2001年発行なので、20年以上前の本だが、こういう古い本と出合いやすいのは図書館の良いところだと思う。 漫画やアニメ作品の中の出来事を、現実の法律にあてはめて考えている本。 たとえば巨大ロボットを出撃させるとしたら、自動車では無いので道路上は歩けないとか、「家宅侵入罪」や「建造物損害罪」になるとか、そんな話だ。 本書で取り上げられている作品は「仮面ライダー」、「巨人の星」、「マジンガーZ」等。有名なのでタイト