読書感想「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」デヴィッド・グレーバー

ブルシット・ジョブとは、被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人は、そうではないと取り繕わなければならないように感じている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96

ブルシット・ジョブについての本を読んだ。
実例がいくつか紹介されていたけれど、私には想像のできない世界だった。
仕事が原因で病んでしまった人の話はいくらでも見つかるけど、それもブルシット・ジョブだったのかなぁと考えてしまう。
ブルシット・ジョブは高給取りだけどあまりの無意味さに精神をやられてしまう場合がある。意味のある仕事は給料が低い。どっちに転んでも辛いのが酷いなぁと思いつつ。
自分の仕事についても考えてみたけどちゃんと意味はあると思う。お給料少ないけど。つまりブルシット・ジョブではないという事だろうな…。
鬱とかにならずに10年以上続けられているのはちゃんと自分の仕事に意味があったからなのかもしれない。あまり自覚したことはなかったけれど。
性に合った仕事に巡り合えるのも運に左右されるものだと思う。
私の立場から見たら、ブルシット・ジョブの実態酷いな~と他人事のように見えていたけど、やってる当事者がこの本を読んだらどう思うのかは気になる。誰だって自分のやっていることが無意味だなんて認めたくないだろうし。それなのに当人がこの仕事は無意味だと言い出すなんて相当だなーと。

#読書感想 #ブルシット・ジョブ

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