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前任校の学生と比べてしまう

今の大学(Fラン)に着任して2年目に突入しています。
よその大学から移ると、ついつい前任校と比較しがちです。特に、学生に関して。
あとは、自分が学生だった頃と比較したり。

前の大学では学生は授業を真面目に聞いていたのに、ここの学生ときたら…とか、この大学の学生はぜんっぜん勉強できないな…とか。

ついつい前任校の学生と比べてしまい、うちの学生の出来なさにため息がこぼれる毎日です。

前任校は定員割れとは無縁で、浪人してでも学生が集まるような、偏差値高めの大学でした。
そんな賢い大学とうちのような底辺大学はもはや別世界。比較する意味がありません。

なので、最近は意識的に比べないようにしています。

比べたところで、それはただの愚痴で、何も現状は変わらないので、非生産的活動と自分に言い聞かせています。


ちなみに、今年度うちの学科に着任した先生を見ていると、毎日のように前任校の学生と比較しては愚痴っています。

その先生の前任校とうちの偏差値の差はもはや誤差の範囲なのですが、前任校の学生の方が勉強していたとおっしゃっています。
本当のところは分かりませんが、多少、前任校の記憶は美化されているのかもと思っています。


それから、自分が学生だった頃との比較は少し気をつけています。

私の母校とうちの大学の偏差値の差は歴然ですが、私が大学に通っていた頃と今とでは状況がかなり変わっていますので、単純な比較はどうかと思います。

あと、過去の記憶は美化され、学生の頃に自分はそんなに勉強していなかったのに、まあまあ勉強していたことになっていたりしますので。

とにかく「近頃の学生は…」は言わないように気をつけています。
といっても、けっこう言ってしまいますけど。


大学教員は研究者なので、ついつい何かを比較して分析する癖がついていますが、あまり自分の大学の学生を比較するのはよくないなと思っています。

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