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私立大学にとっての5月1日

ゴールデンウィークが終わり、大学は通常モードになりました。
本学の1年生は連休明けに退学することもなく、一応は大学にやってきています。
4月の頃に比べると、授業中に寝てる学生も増え、かなりリラックスした様子です。


もう過ぎましたが、

私学にとって5月1日は重要な日です


きっと全国の私学の事務局はカレンダーに印をつけているに違いありません。

というのも、5月1日における学生数が国からの補助金の金額に影響を与えるからです。


この補助金は、入学定員に対する実際に入学した学生の割合(充足率)が多すぎたり、少なすぎたりすると、減額されます。
ですので、定員割れが常態化した私立大は、今年こそは目標の充足率を満たさねばと必死です。
で、その基準となる日が5月1日です。
入学したけど、4月中に辞められるとノーカウントなので困るわけです。なので、1年生の担任は…(以下略)

一方で、有名私立大学では、定員を超過しすぎないように入試の合格者数をコントロールするのに苦心しているそうです。
そのため、充足率の基準が厳しくなった数年前から有名私立大の合格ラインがぐっと上がり、これまでなら受かったであろう学力の受験生が不合格となるケースが見受けられるのです。


幸い、うちの学科の今年の1年生は1人も退学することなく、みんなが大学生活に慣れていっています。

願わくば、このまま全員が4年間で卒業できるといいなぁと期待します。難しいかもですが。

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