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春、弥生、多忙にて。

仕事のことで思うこと

令和4年4月に地元に戻り、福祉関係の職場に就いてから早1年。怒涛の1年だったと言えばそれでも軽く感じてしまうような、心の移り変わりが大きかった1年だったように思う。
存在としては知っていた、今までの自分とは対極の場所と言っても大袈裟ではないくらい遠い存在だった福祉の世界。今までの自分の経験が全く無駄だったような、通用しない、出口の見えないトライアスロンを武器も持たずにひたすら走らされているような感覚に陥った。
制度も、病気への理解も、寄り添うための態度や言葉も何もかも足りていなくて。必死にもがいてばかりの1年だったように思う。しんどかったなあ。

ようやく1年経とうとして、感じたこと。

とりあえず、誰かのため働くことができた

誰かのために働けた実感は大いにあった。と、いうのも、自分のお客さんは皆生きるために必死。将来のビジョンを描く余裕もなく、今日、明日、どう生きるか、生き延びるか。自分の仕事が誰かの命を守ることに繋がっているのかもしれない。自分1人では支えきれないことは関係機関と協力してサポートしていく。自分の言葉や行動が誰かのためになっている実感は少なからずあって、前職と比べてやりがいは増えたかなと思う。

生きづらさを感じている人の事を考えた

社会的弱者という言葉で一括りには到底できないくらい、バックグラウンドは千差万別。人によって生きづらさを感じるポイントは違っていて、対処の仕方も違う。感情表現が乏しかったり、語彙力が少ないと意思疎通も難しくなり、感情的になり、会話が成り立たない。会話をすることがこんなにも難しい事だとは思わなかったし、逆の立場だと言いたいことがうまく伝わらずに生きづらい思いをしていたかもしれない。もう少し、やさしくなりたい。無理しない程度に。

感情労働

普段からエモーショナルになりがちな自分なので、仕事中はなるべく心を揺さぶられることがないように淡々と仕事をするよう心がけている。それでもやっぱり感情的になることはある。罵声を浴びせられると腹は立つ。壮絶な境遇を目にして落ち込む。ただ単に失敗して落ち込む。よく来るお客さんと笑いながら談笑する。ごく稀にお褒めの言葉を頂いて喜ぶ。
元々感情で動く人種なので、それでいいんじゃないか。よく1年頑張ったよ自分(まだ残り少しあるけど)。
来年度はもう少し淡々と、時々感情的に、バランスとりながら仕事していきたい。みたいな、ゆるくて纏まらない、少し早めの社会人3年目の振り返りでした。

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