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オンナだから仕事がくる問題

私より少し若い世代の女性医師が、「女性医師だからと頼まれる仕事はイヤだ」と話していたのが2年前の学会、ポスター会場の片隅での会話でした。
私の勤めていた病院の会議では女性枠として、倫理委員会、安全、感染対策と割り振られていました。
どうして女性枠と思ったかというと、医師と同じような男女の割合だった薬剤部長が女性の時は頼まれる会議が少なかったからです。

医師会活動をするようになって、あて職というのでしょうか、医師会から一人会議のメンバーをお願いしますという要請があります。
行政からの要請には女性をお願いしますと書かれています。自前では見つけ出せない女性委員を医師会に依頼するように感じています。
弁護士会、公認会計士会、建築関係の協会にも同じように要請されているのでしょうか?
もともと医師会の役員になった時も前任の女性医師が退任された代わりでした。役員の仕事をエンジョイしていますので、辞めてくれた女性医師の方に感謝しています。

逆に医学会ではセッションごとに女性だけで演者が固まることがないように、一人は男性をいれる場合もあります。
その時の男性医師は男性代表!のように話をふられる方もいますがだいたいは自分の経験とまとめています。
このやり方、イイですよね。
私は女性代表でなくて私代表。

磯野さんは
計算式で
磯野さん―女=磯野さんの仕事にはならないので、頼む側に真意はさておき、面白そうな仕事なら引き受けると書いています。
私はもう少し厚めに女性だから頼まれた仕事も引き受けるスタンスです。
カッコつけて言うと次の世代の女性にチャンスを広げると思っているからです。

なので、面白そうな会議では積極的に発言して、そうでもない会議では元気よくお弁当を食べて帰ってきます。
お弁当を食べて帰ってくることを繰り返すと、便利な委員と思われるのかかえって仕事を頼まれることもありました。
お弁当食べながら、一緒に時間を過ごしたいような方がいれば積極的にアプローチして次の機会へ繋げます。

久しぶりにオンナ枠で頼まれる仕事について考えるきっかけになった磯野真穂さんのブログはこちらです。



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