尊敬していた人が老害になる恐怖
老害、近くにありますか?
家庭は世代が異なる人が一緒に住むものだから老害はあります。
職場はどうでしょうか?このXの投稿は医師からです。
かなり反響のある投稿になっていました。私の上司(教授)はどういうわけか二人とも60歳台で急逝されたので、老害という言葉にはピンときません。
尊敬していた人が老害になる、なんて悲しい事でしょう。
しかも、予測できない。
地方では人材不足のせいか若いころに役職に就いてそのまま、年をとって進歩もなく、かたくなな方を散見します。
頭は良くて熱心だけれどコミュニケーション不良な人物⇒医局(チーム)では実力が認められない⇒あまり人に好まれない、でも重要な役職に若くて就く⇒ほかに代わる人がいないため唯我独尊⇒職場の停滞~時代が変わっても自分は変わらず⇒みんなが定年を待っている
でも、若い時に就任したのでなかなか定年にならず居座って、周囲困っている。
そのような老害さんも過去にはキラキラした時があったのです。
以前、同僚から、「今使えない、働かないと言われている医師も過去には急性期病院などで活躍した医師なんだ」と自らの弁解のように言われたことがあります。
そのころは青くて、十分に働かない方々への視線が厳しかった私への思いやりの言葉でした。
そう思うと老害と役に立つ熟練者の差は、後進のジャマをしないということに尽きるのではないでしょうか。
そして、自分が若い人たちにお世話になっている認識を持っていること。
英語だって、AIだって若い人の方が進んでいます。新しい電子カルテの使い方を若い医師に教えてもらった方は多いですよね。
後進の、やる気のある若い世代のジャマをしない、応援する。心に刻みたいと思います。
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