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おんなに生まれるということ

今朝、NHKで
お姉さん年期について特集していた。

この、お姉さん年期障害ってやつ、
実は多分気づかないで終わるだろうなと
思っていた。

だって、頭痛とか肩こりとか
普通にあるから、
特別意識もしないで、
なんかなあって思いながら
気づいたらトンネルを抜けてる的な
イメージだった。

そんな私のお姉さん年期について
今日はちょっと書いてみようと思う。

お姉さん年期障害、
ものすごい多種多様の症状が
ひとりひとりカスタマイズされて
でてくるようなので、
あくまでも私の症状としてご承知おきください

閉経前後の体のこと

#閉経にいたるまで

生理がなんか最近頻繁ね、
というのが今思えばスタートだった。

その後、あら、今度は間隔が
伸びてきたな、という頃には
あ、これがもしかして、と
思い始める。

最終的には忘れたころにやってくる、
そして、最後とうとう一年ぶりに
さようならを告げにやってきた。
これが一年半くらい前の出来事だ。

#血圧の変化

もともと低血圧(85/50くらい)だった私の
血圧が上がり始めたのは
かれこれ3年くらい前だろうか。

白衣高血圧はくいこうけつあつと呼ばれる
病院にきて白衣を見ると上がってしまう
高血圧というものだと思っていた。
病院に勤めていたのにホント
皮肉だなと。

その証拠に慣れ親しんだ看護師さんの姿を
みるとすーーーーっと下がったりするから。

だんだんこれがなかなか下がらなくなり、
下が85を超え始め、140/85とかを
レコードするようになる。
仕事で走り回ると、簡単に160/95とかに
上がってしまい、ひやひやしだす。

#頭痛と肩こり

もともと片頭痛もちで、肩こりもひどい。
けれど、起こる頻度が増えて
そして、なんだか毎日背中からずーんと
頭痛がする毎日へと移行。

クモ膜下とかだったら、
バットで殴られたような痛みっていうしね、

脳外科にかかるほどではないし、
頭のCTなんかとったら、
脳みそがスケスケになってるかもしれないから
そっちの方が怖い。

ということで、ロキソニン様に
時々お世話になっていた。

#めまい

20代のころからめまいもちだった。
生理と関係しているようで
最初こそめまいの薬を飲んでいたけれど
めまい体操をこころがけ
(朝、布団の中で頻繁に寝返りを打ってから起きるだけ)
日中めまいがおきても
「あらふらり」「あらぐるぐる」
と冷静を装えるようになっていた

#動悸と不整脈

閉経に近づいていく一方で
不整脈を感じるようになった。
どんな感じかと言えば、

え?心臓の横で
こびとがスキップしたでしょ?

っていう感じだった。
なんか住んでいる?みたいな。

とっくとっくとっく
ととととと
とっくとっくとっく

みたいな心臓の動きで、
お風呂の中や、布団の中で
より感じた。

これは循環器の同じ年頃の
女医先生にちらりと聞いたら
みんなあるから苦しくなきゃ平気、
とのことだったので
困ったらその先生に診てもらおうと
思っていた。

#ホットフラッシュってやつ

カーッと暑くなる
というのはまあ、徐々にみられた。
本当にただ暑いだけということも
何度もあったので(笑)
けれど、まあそんな感じ?
と受け入れていた。

これは更年期障害なのかもと
はっきり自覚したのは

①ホットフラッシュが30分おきに勃発
②いままでと違うめまいで嘔気
③ひどい動悸
 (一日中心臓がどきどきしている)

これで、今まで10年以上
病欠したことのなかった
私が、仕事を休んでしまった。
いや、きつかったのよ。

あれ?これはもしや、
と思ったらすっと
ああ、治療してよくなるなら
治療しようと思った。

職場の人に聞いて
子宮がん検診でお世話になっていた
おじいちゃん婦人科クリニックを
訪れた。

治療方針

おじいちゃん先生の経験値なのか、
うわさに聞いていた血液検査はなく
症状を聞いて先生が

そうね、更年期だね
でも遅めだね

といいながら、処方してくれたのは
うわさにきく漢方薬ではなく
貼り薬だった。
ここからホルモンを充てんするらしい。

一緒に肩こり用にといって
漢方薬の葛根湯をだしてくれた。


4cm四方のパッケージ


開けるとこんな形状
これをおなかに貼ります。
何かの映画でこれを嘆く主人公がいたな。


2日に1度とりかえてね。
といわれ実行。

するとあら不思議不思議。
1週間後に受診する時には

①ホットフラッシュが激減
②頭痛と肩こり軽減

そしてここは大きな声で言いたい

血圧が平常化

そう、血圧が120/75あたりと
まさに理想郷に入った✨感動。

血圧と更年期の因果関係は
わからないけれど、
多分私の場合は大いに関係していて
高血圧が動悸、頭痛、肩こりを
引き寄せていたような気がしている。

そして、真夜中に動悸で目が覚めることが
なくなった。

私は忘れっぽい。
なので、2日おきにシールを貼りかえるって
高難度のテクニックを要する。

仕方ないので、カレンダーに記入した。

それをおじいちゃん先生に
話したところ

だめだめ!
カレンダーになんか書かないで!

え?と思ったら

忘れたら忘れたでいいから。
そうやって間隔伸ばして
最終目標は1週間に1枚だから♪

なるほど。

20枚ほど携えて
イギリスにわたったけれど、
当然足りなくなるため、
一週間おきに貼りかえていた。

動悸や頭痛、ホットフラッシュが
ひどくなりはじめるとシールを貼る。

という頓用でしのいだといってもいい。

イギリスにもあるのかしら?

このまま卒業できるかなと思ったけど
身体はなかなか正直だな
というのが感想で、

帰国してまずおじいちゃん先生に会いに行った。
先生シールください!!

更年期障害との付き合い方は
ひとそれぞれだ。
さっさと治療に踏み切る人は
かなり少ないように思う。
みんな結構がまんしているし
嵐がすぎさるのをじっと待ては
確かに体がホルモンバランスになれて
しのぐことは可能だ。

今朝の番組でいっていたけれど、
更年期障害とうつ症状は
結構入り混じっていて、診断が難しいという。

私の場合は精神面での症状が
ほとんどなかったのと
典型的な症状だったために
治療方針もすぐに決まったのだし、
フラシーボ体質のため
効果もすぐに表れた。

だから何をどうするのが
よいのかはわからないけれど
誰かの参考になったらいいなと
思っています。

冒頭にも書いたけれど、

人の数だけ症状が違うのが
お姉さん年期障害。

おんなに生まれるということ、
それは
女性特有のホルモンといっしょに
生きていくこと。

人がそれぞれ違う生き方をするように
その人のホルモンが歩いてきた道が
全員違うってことを思うと
なんだか愛おしく思う。

あなたの心が毎日がんばっているように
あなたの体もホルモンも
毎日がんばっているのです。

なんてえらいんだろう私たち♪




いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。