☆絵本☆ あーちゃん と ふしぎなおそら#創作大賞2022応募

※始めに絵は描いてありますが、読み手に自由に想像して頂く為敢えて載せません、載せ方も分かりません。そして対象年齢が子供だけでないので漢字を使ってます。

では始まります。


<始>
わーい、わーい、
あーちゃんは今日も青いお空の下
元気に遊んでいました。



そんな中、あーちゃんは  ふと思いました。
お空は  なんで青いのかなぁ  と。



あーちゃんは  急いでお家へ帰り
「まーま、なんで お空は青いの?」と
聞きました。



ママは言いました。
「うーん……そうだ!」
「さっちゃんばぁば  に聞いてごらん」
「ママもよく分からないからママの分もねー」


ドタバタ‼︎ガチャ、さっちゃんばぁば  の部屋を開けると、さっちゃんばぁば  はイスに座って
うとうとしてました。
「さっちゃんばぁば❗️」


パチリッ、さっちゃんばぁば  は目を覚ましました。
あーちゃんは、大きな声で
「さっちゃんばぁば、お空はなんで青いの」
と聞きました。
すると、さっちゃんばぁば  は言いました。
「あらあら、それはそれは良い質問だねぇ」
「お空にも実は海があるのよ」
「お空にも海があるから雲は自由に泳いでいられるのよ」


あーちゃんは、想像して
大きな声で、
「わー!!」


あーちゃんは、また続けて質問をしました。
「さっちゃんばぁば、じゃあ どうして夕焼けは赤いの?」
と言いました。
さっちゃんばぁば  は言いました。
「あらあら、それはそれは良い質問だねぇ」
「それはね、お陽さんが  あーちゃんに見つめられて赤く照れてるのよ。」

「僕も夕陽が好きだよ」
「僕も照れちゃう」

あーちゃんは  また続けて質問しました。
「さっちゃんばぁば、じゃあなんで夜のお空は暗いの?僕、暗いの怖いからヤダ!」
と言いました。
さっちゃんばあば  は優しく、
「あらあら、それはそれは良い質問だねぇ」
「それはね、あーちゃんが眠りやすいように明かりを消してくれてるんだよ。」
「だけど、夜に働く人や、明かりが必要な人がいるから  お月様とお星様が少しだけ明かりをくれるのよ。」
と言いました。


あーちゃんは、少し ホッとしました。
ちゃんと夜が暗いのには訳があるんだね!
「ありがとう」
あーちゃんの口から自然とでた言葉でした。


あーちゃんは言いました。
「さっちゃんばぁば  は何でも知ってるんだね」
「何でもは知らないわよ、知っている事が、
あーちゃんより少しだけ多いくらいだよ。」
「じゃあ最後に  あーちゃんに教えて」
「なーに?」
「朝日は何であんなにまぶしいの?」
「まぶしくて目が痛いの」
「あらあら、それはそれは素敵な質問だねぇ」
「それはね、あーちゃんが目覚まし時計でも起きないから、お陽さまが  あーちゃんを起こしてくれるんだよ。」


「わー!!わ!」
「いつもあることには ちゃんと意味があるんだね」
「朝日さん起こしてくれて  ありがとう」


わーー!!
やっぱり さっちゃんばぁば  は何でも屋だ!!


さっ、もうこんな時間だね。
ママのところへ行って夕飯のお手伝いしようね。
あーちゃんは言いました。
「いつか  僕がお空の海に行ったら写真を撮って見せてあげるね。」
「じゃあ  ばぁば は長生きしなきゃね。」
うん!!約束だよ!!

そうして、あーちゃんの今日の「何で?」も
解決しました。



<おしまい>

余談
あーちゃん(4才)  さっちゃんばぁば(73才)
約束に有効期限はあるのでしょうか?


#創作大賞2022


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