ご近所国の本屋さん事情

私自身、紙の本→Kindleに移行気味ですが、紙の本には紙の本ならではの良さや、本屋さんでしか味わえない偶然の出会いって、ありますよね。

日本に限らず、インターネット(Amazon)の登場によって本屋さん産業は苦戦を強いられている中、中国では、たった1年 で書店の出店数が倍になった地域(陝西省西安市)もあるそう。

びっくりしたのは、大型書店の豪華さ。
日本を代表する建築家の安藤忠雄氏や代官山の蔦屋書店(ツタバ)をはじめとしたクリエイティブ・ディレクターを務めたデザイナーの池貝知子氏が手がける書店も。
(こんな素敵な本屋さんがあったら、1日と言わず数ヶ月くらい時を忘れてしまいそうだ…。笑)

中国で書店ビジネスが加速している背景には中国政府が全力をあげる「全民閲読(全国民読書)運動」が。
国民の教養レベルUPと、若者の本離れを防ぐべく、補助金や税制優遇で書店増を後押ししているとのこと。

中国政府に習い、不動産企業も中国の大型書店開業を家賃面でバックアップ。なんと、書店に対する家賃を5年も免除。
豪華な書店はショッピングモール施設の格を上げ、集客力を高めるので不動産屋さんとしてもWin×Winな関係、というわけ。

片や、斜陽産業になりつつある日本の本屋さん。
もちろん、日本でもいわゆる「ツタバ」や入場料が必要な新種の本屋さん「文喫」さん(http://bunkitsu.jp/)もありますが、縮小傾向は否めません。

日本の場合、まずは少子化(晩婚・非婚)対策が優先課題でしょうけれど、短期には数値化できない政策も置いてけぼりにしないで欲しいなと思うのです。


書店が与える各国の中長期的影響が気になりますね。


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