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市役所への「巨大美術品」寄附問題

もうすぐクリスマス。
サンタさんにどんなプレゼントをお願いしていますか?

新庁舎に移転した市役所に、
ときどき、プレゼント、「寄附」の申し出をいただきます。


ふるさと納税として?・・・いいえ。

企業版ふるさと納税として?・・・いいえ。

今日のテーマは寄附「問題」です。
寄附が問題になるって、どういうことかというと・・・


「巨大美術品」の物納ですって!😱

まずは巨大絵画。二枚組。
普通の人の家にはとてもとても入らないような巨大絵画。
数メートル×数メートルの絵なんて、私からしたら、
どんなつもりで描いたのか、まったく理解できません。
いや、どんな家で描いたのか、玄関からどうやって外に出して、
どうやって運ぶつもりなのかも理解できないサイズ。

次に石の造形美術品。数トン、6セット。
クレーンじゃないと絶対に運べない巨大な石彫美術品。
数メートル規模の巨石は、倒れてくると死にます。
クレーンで運ぶ費用が数百万円って、馬鹿げてませんか?
いったい、どうするつもりで、造ったのか、まったく理解できません。

し、市役所に贈りたいですって!😲

私が芸術に理解がないのかもしれません。
芸術家というのは、通常の人の理解の域を超えていて、
何かに突き動かされるように前後のことを考えずに
やっちまったのかもしれません。芸術家ですから。

でも、やっちまったのはだれですか?

で、その置き場所がなぜ市役所になるんですか?
その発想が理解できない。

「差し上げます!」と言われたら😅

今後の保管のことや、リスクを考えれば、
「巨大美術品」は絶対に受け入れてはならないのです。
一つ受け入れると、堰を切ったように次々と放り込まれます。
火を見るより明らかです。

とっさの第一声で断らなければならないのです。
「素晴らしい作品ですね~」なんて、不用意に言ってはなりません。
努力を評価するに留めるべきです
素直に「美術的な価値はわからないけど、努力はわかる」くらいで。


なぜこんな話をしているかというと、
月曜日の朝から、巨大絵画の寄附採納で大もめ。
安易に引き受けちゃった人がいて。
そういえば、半年前、
巨石美術品の寄附採納で大もめしたことを思い出しました。
安易に引き受けようとした人がいて。

やれやれ。


↓ここからは妄想やりとりです。↓

妄想①

市役所の、廃棄物処分場で受け取りましょうか?
額縁はどうされます?再利用します?なるほど。
じや、処分手数料は・・・(電卓をたたく私)
↑悪い私。

妄想②

市役所の中に置いてもいいですけど、
目的外使用料は・・・(電卓をたたく私)
↑悪い私。


郷土の誇りのような世界の芸術家、
たとえば安藤忠雄さんのような建築家さんからなら
集客効果もあるだろうし、市民の財産になると思います。

私、悪い子かしら?
サンタさん、来てくれますかね。

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