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『私ときどきレッサーパンダ』佐竹桃華、癒しのOFF時間は「半身浴」と「和田アキ子」にあり

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癒しの自分時間は「40分間の半身浴」と、事務所の大先輩・和田アキ子から勧められた〇〇。第44回ホリプロタレントスカウトキャラバンで特別賞を受賞した佐竹桃華が、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などの名作を生み出してきたディズニー&ピクサーの新作『私ときどきレッサーパンダ』(3月11日よりディズニープラスで独占配信)の日本語吹替え版声優に大抜擢された。感情が高ぶると“ときどきレッサーパンダ”になってしまう主人公の少女メイを、声優初挑戦とは思えぬ表現力で感情豊かに演じている。

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■頭から湯気が出ていませんか!?

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オーディション合格の一報を受け止めた瞬間、喜びの感情と同時に鼻血が溢れ出たという。「まさか私が!という大興奮。鼻血と涙と大絶叫、私の中にある感情のすべてが外に溢れ出ました。生まれてきて一番嬉しい出来事というか、もしこれがメイだったら一瞬にしてレッサーパンダに変身していたと思います」と大役抜擢にアドレナリン大放出だ。

驚かされるのは、声優初挑戦にしてメイの天真爛漫さを寸分の狂いなく声に落とし込んでいるところ。「幼少期からバレエをやっていたので、そこで培われた根性や本番強さが活きたのかもしれません」と自己分析する一方で「初アフレコで慣れないことばかり。目ではアニメーションとセリフを追い、耳からは英語セリフが聞こえてくる。色々なところに神経を働かせて集中しなければならないので、アフレコ収録後は脳みそが肥大したのではないかと…。マネージャーさんに『頭から湯気が出ていませんか!?』と聞いたほどです」と全身全霊でメイに声を吹き込んだ。

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日本語吹替え版の完成作を初めて見た際は「緊張し過ぎて冷静に見ることができず、ずっと息を止めていました」と初々しい感想も「ものを食べるシーンのアフレコはかなり上手くいったと思います。感情も乗りやすくてほぼ一発OK。“大食い”という特技がここでも活きました!」とバラエティ番組で開花させた“大食いキャラ”が意外な場所でもプラスになったと朗らかに笑う。

■今年中には新宿駅を攻略したい!?

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2020年12月に開催された第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」を経て芸能界入り。デビュー後の周囲の友人たちのリアクションを「え?あの桃華が?ウソでしょ?テレビに出ている!しかも大食いしている!」と照れながら明かす佐竹は「私の中での一番の変化は、京都から東京に出てきて一人暮らしを始めたことです。環境もガラッと変わり不安もありましたが、追い付いて行かねばと必死にやってきました」とデビューからの1年を振り返る。

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「必死にやってきた」ものの、都会色にはまだ染まり切っていないらしい。「人の多さと建物の高さにビックリ。新宿駅や渋谷駅では迷子になります。東京の場合は駅から徒歩5分と書いてあっても、駅の改札から出口までが遠いことが多いので、焦ってダッシュする日々です。“○○出口はこちら”と書いてある方に歩いて行っても、気づいたら見失う。新宿駅を利用することが多いので、今年中には新宿駅を攻略したいです」と上京ライフを新鮮な気持ちで過ごしている。

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■スイッチがOFFになる“癒しの時間”とは?

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大阪出身ゆえにネイティブなイントネーションは関西弁だが「お仕事では基本的に標準語を使用するので、日常生活でもイントネーションに気を付けながら喋るようにしています」と普段から心構えは仕事モード。そんな佐竹のスイッチがOFFになる“癒しの時間”とは「約40分間の半身浴」だという。

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「一日の終わりにお風呂に入った瞬間、スイッチがOFFになります。冬場はバスソルトを入れてお風呂の温度を上げて血行を良くする。お風呂ではドラマや映画を見ながら熱さを紛らわせています。ネット配信系ドラマだと1話大体45分くらいなので半身浴にちょうどいい。大食い系のYouTubeチャンネルも見ます。 “食べたいなあ”と浴槽の中でヨダレをたらしそうになりながら見ています」と照れる。

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■大先輩・和田アキ子からのアドバイスを実践中

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心身ともにスッキリした後には必ず日記を書く。一日の締めくくりとして、かれこれ1年間続けているルーティンだ。それを始めるきっかけを与えてくれたのは、事務所の大先輩である和田アキ子からのアドバイス。

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「昨年の3月に初めて和田アキ子さんにご挨拶をさせていただきました。その際に『日記を書くと一日を振り返り、自分自身を見つめ直せる』とアドバイスをいただきました。メイ役が決まった日の日記には『なんとなんと…声優に受かった!ヤバい!イエーイ!』と文字から興奮が伝わってくる文章が書かれていたりして、日記は振り返って読むのも面白い。仕事の面でも前回の反省をちゃんと活かせたりするので、一日の締めくくりとして自分と向き合いながら毎晩書いています」と大先輩の助言に感謝している。

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2022年は『私ときどきレッサーパンダ』に加えて、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』出演も控える。まさに充実した“10代の締めくくり”の1年になりそうだ。「今年はレッサーパンダになったり、憧れのステージに立てたり、緊張の絶えない1年になりそう(笑)。吸収できるものはすべて吸収して成長して20歳を迎えたい」と意気込み十分で未来への期待を増々膨らませている。

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【作品詳細】

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【プロフィール】
佐竹桃華(さたけ・ももか)2003年1月19日、大阪府生まれ。第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」特別賞「17LIVE賞」受賞。特技はバレエと大食い。
Instagram

ヘアメイク:米澤和彦
スタイリスト:石黒祥江
写真:大童鉄平
取材・文:石井隼人


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