30代半ばの転職で感じたこと
ご覧いただきありがとうございます。
私自身が35歳の時に転職した時のことを書こうと思います。
私は前職を新卒で入社してから13年勤めて、そこから同じ業界のもっと大きな会社に転職しました。
前職では運の巡りあわせもあって、業界の他の人からするとかなり珍しく、若くして会社の意思決定に直接携われるようなポジションで仕事をすることができました。
会社の中での自分のポジショニングも確立し、やりがいも十分ありました。
そうした中で、同時に違和感もありました。
具体的に列挙すると
・昇進/昇格/昇給が年功序列のため、同年代より重くて広い仕事をしていても、給料は変わらない。
・仕事を効率良く行い、残業をなくすと、周りより収入が少なくなる。
・人事評価が機能していなので、評価が待遇に反映されない。しかし、仕事は増える一方。
・人間関係が確立し、ラベリング(先入観が先行している。評判が覆らない。)が横行している。
・自分のライフスタイルが硬直化して、何のために生きているのかわからなくなった
視座の高い判断や視野の広い知識を持とうとすると、様々なメディアから情報を仕入れたり、東京都心や地方に足を運んでみると、自分の世界がすごく狭いことに気づきました。
一定の自信とか評価を得て、安定した生活をしていましたが、それ故に、「自分は幸せなんだ」と思い込もうとしていました。
でも、本当はそんなことなかったです。
転職してみてハッキリそう思います。
常に、今の自分を肯定したい。
そういう気持ちで、自分を護らなきゃいけない生き方をしていました。
考えていみると、幸せではなかったんだと思います。
他人の価値観で生きて、自分の周りの人との相対的なポジションで自分を安心させていました。
SNSが発達して、キラキラした人の情報ばかり目に入る今の時代は、昔よりその傾向が強いような気がします。
最先端や良いところばっかり見て、夢のような生き方を簡単に、身近に知ってしまう。
でも、周りの人はそうじゃないけど、それぞれ一部を取り入れて生きている。
その中で、自分を当てはめて、見えるところで比べてしまう。
そうすると、常に劣っているところが目立って、苦しくなっていく。
そういう循環の中で生きていました。
一大決心をして、転職してみると、
勤務地も違うし、人間関係も1からスタートです。
年下の先輩がトレーナーにつき、自分の意見が通らなくなりました。
自分がいかに驕っていたか、寂しい場所にいたのか実感しています。
絶対に今の方が、幸せに近づいています。
自分の価値観で生きています。
他人の価値観で生きることは本当に怖いと思いました。
楽なんですけどね。
でも、結局は、他人なんです。
だれも責任を取ってくれないです。
自分が好きなこと、したいこと、そういったことを考えてみた方が良いです。
何がしたいか、どこにいたいか。
そして、意外となんとかなります。
自分が今いる場所は、どこにでもあります。
特別な場所のように感じますが、そんなことないです。
私はこれからも、自分の価値観で生きようと思います。
どうかみなさんも、自分の幸せを目指せますように。
では、またね。
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