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グローバル俳優への道

東京からバンクーバー、そして世界へ


プロの俳優として4年ほど活動した東京にひとまず別れを告げて、2022年5月、僕はカナダ・バンクーバーに拠点を移した。
理由はひとつ。

ハリウッド俳優になるため。

言わずと知れたエンタメの首都ハリウッドは当然アメリカ・ロサンゼルスにあるわけだが、そこから2000kmほど北に位置するバンクーバーは「ハリウッド・ノース」と呼ばれるほど映画・TV産業が盛んだ。税制優遇や景観の美しさ等の理由から、ハリウッド作品と言いつつ撮影地はバンクーバー、というケースはざら。いつも街のどこかに撮影隊のトレーラーがずらり並んでいる。

バンクーバーにはチャンスがある、そう思っての行動だった。


ハーバーと高層ビル。バンクーバーといえば、というアイコニックな風景。

ところが。
そこは超が1つでは足りないほどに競争の激しい業界。拠点を移してすぐに何もかも上手くいく道理は当然無い。
カナダ上陸から2年近く経つ2024年2月半ば現在まで、幾度となくオーディションに落ち実力不足を痛感し制度の壁にもぶち当たった。おまけにハリウッドのストライキで業界が止まった
悔しいことを山のように経験する日々。思い通りになることは、現在進行形で、ほぼない。

ただ、小さな成功体験も重ねた。それがあるから(うんざりするほど遅々としつつも)歩みを止めずにいられるのだと思う。

確かなことは、経験値をコツコツ貯めてきた、ということ。


まぁそんな話を先日先輩俳優(日本在住)にぐだぐだと話していたら
「レオのその話、興味ある人いるんじゃない、発信すれば?」
と言われた。本人は何の気無しに言ったのだろうが、なんなら(自分は興味ないけど)というサブテキスト付きだったかもしれないが、調子の良い僕は「ほう!」となってしまったのである。

そういうわけでこの文章を書いている。
ちなみに書いているのはモデルの仕事で一時滞在中のバンコクのコンドミニアムの一室。バンクーバーの話をしようというのにちぐはぐな感じで恐縮だが、ここに流れ着いたのもバンクーバーに拠点を移したからではある。
それはまた別の機会に。

僕はバンクーバーで俳優・モデル、短編映画の脚本執筆・プロデュース等の活動をしている。日々の気付きや学び、あちこちに巡る思考、そして現在進行形のサバイバルをエッセー的に書いていくつもりだ。カナダ・バンクーバーのエンタメ業界や暮らしの情報もふんだんに盛り込んでいきたいと思っている。面白がって読んでもらえたら幸いだ。


長くなりましたが、

初めまして。
よろしくお願いします。

Leo Nagaoka 永岡玲央

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