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【「TFJで先生になる21歳の物語。」vol.2】

皆様、おはようございます。なんでも楽しむ天才こと小学校の先生を目指す経営学部生の大林凌也です。TFJフェローシッププログラム研修も第2回を終えました。第2回オンライン研修の気づきはこのような三章構成です。

第一章「教職員間の戦略的コミュニケーション 〜<”作り手”>社会〜 」

第二章「信頼残高 〜学校と営業〜 」

第三章「先生は子ども達の人生に何を残せるか。」

本コラムでは、第一章「教職員間の戦略的コミュニケーション 〜<”作り手”>社会〜 」について書きます。

研修中に元小学校教員のある先生から、「学年会議や学校会議で自分の意見に他の先生に賛同してもらうために、会議前に参加する先生と個別でじっくり話して、会議の際には確実に”YES”をもらえるように下準備していたよ!」というお話を聞いた。

これってまさしく現代の社会構造の変化をよく捉えた戦略的なコミュニケーションだなぁと思った。私も含めて、多くの人々は消費社会の中でもうすでに消費には飽きているから、できる限り自分が<”作り手”>に回りたがっている。例えば、近年のインスタやYouTubeのユーザー動向を見ていても現代が<”作り手”>社会であることはまず間違いない。

一方、学校の会議においても<”作り手”>社会は例外ではない。同僚の先生達は「意見を消費する。」ことにもう飽きている(※この場合「意見を消費する。」とは、「意見を聞いて、賛同反対の挙手をする」こと。)ため、事前に同僚の先生には自分が提案する意見の<"作り手">になってもらう必要があるのである。

ではどうやって<”作り手”>になってもらうかと言うと、事前に一度自分の意見を共有したり、相談してアドバイスをもらうだけでその先生は自分もその意見や提案に携わったと捉えてくれるため、全体会議で意見消費させられると言う感覚より、「この意見は私も携わった。」という<”意見の作り手”>としての感覚が勝つと思う。その結果、同じ目線で<”作り手”>としてその意見を応援してくれるのだと思う。

会議で何かを提案する前に、参加者を<”作り手”>にしてしまって、会議前にはすでに勝負を決めること。そして、会議は「”みんなで作った”意見の答え合わせ」と「意思の一致作業」をして、「作り手のみんなから応援してもらう」ことが会議で本当にするべきことなんだなぁと思いました。

まとめです。「先手必勝の原理」「<”作り手”>社会」は学校の会議でも同じでした。

明日の投稿は第二章「信頼残高 〜学校と営業〜 」について書きます。お楽しみにお待ちください!それでは最高の一日を!