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海岸線の裸足【詩】

 「海岸線の裸足」

 冬至の微光を追いかけて

 阻む海岸線には裸足

 線をなぞるように並ぶ裸足

 誰もが何かを待つ人だった

 去ってしまったひとを

 追いかけてくるひとを

 待つ人だ

 微光は薄雲に弱められ

 海鳥の群れに散乱されて

 ひとつ

 またひとつと

 内陸へと歩み出す裸足を見た

 海岸線が疎らになっていき

 わたしは

 目の届くところにいる人たちを

 勝手に友と称んでみた


#詩 #ポエム #文芸 #冬至

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