海岸線の裸足【詩】 23 矢口れんと 2020年12月21日 08:01 「海岸線の裸足」 冬至の微光を追いかけて 阻む海岸線には裸足 線をなぞるように並ぶ裸足 誰もが何かを待つ人だった 去ってしまったひとを 追いかけてくるひとを 待つ人だ 微光は薄雲に弱められ 海鳥の群れに散乱されて ひとつ またひとつと 内陸へと歩み出す裸足を見た 海岸線が疎らになっていき わたしは 目の届くところにいる人たちを 勝手に友と称んでみた* #詩 #ポエム #文芸 #冬至 ダウンロード copy #詩 #ポエム #文芸 #冬至 23 ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! 記事をサポート