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RIPPLE〔詩〕

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2022年7月の記事一覧

即興短詩集

即興短詩集

やさしさの在処くらいは知っている

ただ木漏れ日が傍にないだけ



火口付近のフラメンコ

背を向けたひとのフェロモンを

持ち越す夜も赤子をあやす

四半の離人感を訴える人に

6時間の読書時間を贈ろう

遠い子守唄が

熱を帯びて詩吟に化けるとき

ギター掻き鳴らすその指で

安らかな頂きまで昇れ



まだここで君を待ってる



いくつもの静かを知っているのに

いつも上手に表せな

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