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矢口れんと
2018年1月31日 08:27
喜びが長く続かないように悲しみも過ぎてゆく もしあなたがかつての喜びを手放せず 悲しみを抱き続けるとしたら それこそが地脈を捜しあてる道しるべだ #詩 #短詩 #四行詩 #ポエム #エッセイ
2018年1月26日 07:45
知らず知らずに積もっていた清々しさが 出番だ、とばかりに心を洗いにやって来る 時は ひとすじに進まない 朝は わたしの内側にある #詩 #短詩 #四行詩
2018年1月25日 08:11
雲を見上げるときはいつも一人だ 僕の孤独よりもずっと雲は孤独だ 浮かんでは消える想いには雲が似合う そんな 好き だから君に託そう #詩 #短詩 #四行詩
2018年1月17日 07:49
高揚し 乾きはじめたこころに 曇天からいつくしみの水が降る 空は じっと黙っている 溢れ過ぎた言葉を絡め取って まだ平然とある #詩 #短詩 #四行詩
2018年1月14日 10:20
花たちは話し合っている、根を通じて、土を通じて、そこかしこで水を交換しながら。次はどんな色と形で咲こうか、お隣さんとかぶらないように、なんて。そうしておのおの目立とうと、夜な夜な目論んでいるのを、けっして悲しむことはない。花が咲くのは、うつむいて歩くあの人を立ち止まらせるため、おどろきとゆたかさのため。 #詩 #短詩 #四行詩
2018年1月13日 09:11
与えたい、能わない、日々に嘆く少女の その手をとって、星屑拾いに草原に出よう 「集めていい夜だってあるんだよ」 ほら、その笑顔で1つ可愛くなった #詩 #短詩 #四行詩
2018年1月12日 19:34
2018年1月12日 08:02
少年がデネブを見据えるとき 青年はオリオンをながめた 老人は宇宙をかんじて うなだれた母がシチューをいちど掻き回した #詩 #短詩 #四行詩