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【マリノス】GS第6節山東泰山戦レビュー【ACL2023】

山東泰山とホームで対戦。
結果は3-0の勝利。
最後の大一番で見事な勝利を挙げGS突破。

フォーメーション

前線はエウベル、ロペス、ヤンマテウス、CBにはエドゥアルドと角田。現状のベストメンバーで最後の戦いに臨んだ。

試合展開(得点経過)

1得点目 前半49分 エウベル(マリノス)

角田のパスを中盤でヤンマテウスが収める。そのまま前線へ縦パスを送ると、相手DFに挟まれながらエウベルがゴール前に運ぶ。最後はGKとの1対1を制し、ゴールに流し込んだ。

2得点目 後半12分 ロペス(マリノス)

角田の縦パスを喜田がゴール前で受ける。そのボールがヤンマテウスにわたると、切り込んでゴール前にクロス。これをロペスが押し込んで追加点を奪う。

3得点目 後半19分 ヤンマテウス(マリノス)

中盤で相手のプレスにあいながらもエウベルがボールをおさめ、前線へ見事なスルーパス。これをヤンマテウスが受けると、最後はGKをよく見てループシュート。これが決まって更なる追加点を奪う。

気になったこと3つ

1.突破条件というハードル

グループステージ突破のためには2点差以上の勝利が必要だった。戦前からこのような条件がある試合は難しい。通常の試合は何点差であろうと勝つことが絶対条件であり、このような点差まで気にしなければいけないというのは、選手にとっても難しい試合だった。

2.理想的な試合展開

少なくても2得点が必要なマリノスにとっては先制点をいつ取れるかが非常に重要になってくる。1点も取れずにどんどん時間が経過してくれば焦りがプレーの精度を落とす。

そういう意味では前半のうちに先制できたのは本当に大きかった。0-0のまま後半が始まっていたらと思うとぞっとする。また、最低限の2点目も後半わりと早い時間に取れたとことで、選手たちもプレッシャーから解放されたようだ。

3.最後に見せたマリノスらしさ

この試合2点が必要だったがマリノスの選手たちは前半焦りすぎることなく、淡々と攻め続けた。ボールを握りどこかで攻撃のスイッチを入れて攻め込む。これを繰り返した。

引いた相手に対して決定的な場面を多く作れたわけではなかったが、攻め続けることでボディブローのような相手を徐々に追い込んでいった。本来のマリノスが得意とする形ではないものの、最後の崩しや決定力に関してはマリノスらしさが出た。

全体感想

最近のマリノスの傾向から突破は30%くらいと思っていたが、ふたを開けてみれば完勝。心配をよそに今シーズンの集大成ともいえる素晴らしい戦いを披露してくれた。

今シーズンはここぞという大一番で敗戦を繰り返してきたが、最後の最後で自分たちの手で勝利とGS突破という結果をもぎ取った。メンタル的に一皮むけたような試合だったように思う。

ついに今シーズン最後の試合が終わった。色々なことがあったが主要タイトルには手が届かなかった。ただ、最後にアジアチャンピオンという未踏のタイトルへの道は繋いだ。大きな目標に向かって来年もマリノスらしく戦ってくれることを期待している。

それではこの辺で失礼します。


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