【日本代表】最終予選の出場時間から読み解く今後の選手選考
本大会出場決定
日本代表はカタールワールドカップアジア最終予選をグループ2位で終え、見事本大会出場切符を手にしました。3試合を終えた段階で1勝2敗と追い詰められたところから立て直し最終的に7勝1分2敗となりました。まずは予選突破おめでとうございます。
サバイバルは始まっている
ここからは本大会に向けた準備に入りますが、選手にとっては本大会メンバー23人に入るためのサバイバルが始まります。現時点では最終予選に出場した選手がベースになってくると思われますが、本大会までに新たな選手が割って入ることができるのか注目です。
最終予選における選手別出場時間
現時点のベースメンバーを想定するために、最終予選選手別出場時間を調べてみました。出場時間の合計が多い順に並べると以下のようになります。
こう見ると予選の途中からメンバーの入れ替えはあったものの、ベースとなるメンバーは固定されています。本大会メンバーを23人として、そのうち3人がGKだとすると、フィールドプレーヤーは20人です。GK権田を除いて上からカウントすると鎌田までで20人です。ただ、鎌田は最近呼ばれてないので、代わりにその下の三笘を入れた20人が現在のベースメンバーと考えられます。
メンバーの大枠は決まってる?
森保監督はメンバーや戦術を柔軟に変える監督ではありません。ある程度固定して成熟を図るタイプです。そう考えるともしここから新たな選手を入れ替えるとしても1~2人でしょう。
ここまで代表に召集されたけどほとんど出場機会の無かった選手や代表未招集の選手にとっては、この狭き門を突破ためには現在のベースメンバーを上回る並外れたインパクトを残す必要があります。
本大会までのテストマッチは9試合
ベースメンバーに割って入るためにはまずは所属チームで活躍してアピールして代表に選ばれる必要があります。そして、代表選出された後もテストマッチ等でアピールし続けなければなりません。では残されたアピールの場はどのくらいあるのでしょうか。
本大会までのテストマッチとして6月に4試合、7月にE-1選手権の3試合、9月に2試合が予定されています。このうち9月の2試合は本番に向けた最終調整の場なので、この時点ではすでのメンバーは固まっています。そのため、アピールのチャンスは7月のE-1までとなります。
サプライズはあるのか
左サイドバックか左ウィングにチャンスがありそうです。左サイドバックは長友、中山が起用されていますが、圧倒的な活躍を見せているわけではありません。左ウィングは南野を中心に起用されていますが、ここも右の伊東ほどのインパクトを残せていません。
ここまでフロンターレ勢の連携が生きているので左サイドバックは登里か車屋を呼んでも良いと思います。両者ともあまり代表には縁が無いですが連携面でプラスになるなら検討すべきです。
左ウィングは三笘の台頭がありますが、三笘はジョーカー的に使ったほうが良いと思うので、先発は別の選手が良いと思います。ロマン枠として宮市はどうでしょうか。度重なる怪我に悩まされてきましたが、復活すれば代表の力になるはずです。
まずはJリーグでアピール
ここから2ヶ月くらいは代表へのアピールチャンスです。森保監督や代表のコーチなどのスタッフが各試合の視察に行くでしょう。応援するチームに代表に入れそうな選手がいるなら、そういう目で試合を見てみるのも面白いかもしれません。
それではこの辺で失礼します。
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