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【Jリーグ】2024シーズン前コメント(前編)

各チームの補強を踏まえて開幕前一口コメントを書いていきます。
J1の20チームを10チームづつ前後編に分けて記載します。
1回目は北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、柏レイソル、FC東京、東京ヴェルディ、FC町田セルビア、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレの10チームです。

北海道コンサドーレ札幌

昨年の成績

J1リーグ:12位
ルヴァンカップ:ベスト8
天皇杯:ラウンド16敗退

監督、主な放出と加入

監督:ペドロヴィッチ(7年目)
主な放出:田中駿汰、福森晃斗、小柏剛、ルーカス
主な加入:高尾瑠、長谷川竜也、鈴木武蔵

・田中駿汰、小柏と主力が国内移籍
・夏に金子も移籍、補強は控えめ
・ミシャ長期政権によりJ1定着は成功
・そろそろタイトルが欲しい
・浅野、馬場、菅、中村らの若手に期待

鹿島アントラーズ

昨年の成績

J1リーグ:5位
ルヴァンカップ:ベスト8
天皇杯:3回戦敗退

監督、主な放出と加入

監督:ランコ・ポポヴィッチ(1年目)
主な放出:昌子源、広瀬陸斗、荒木遼太郎、ピトゥカ
主な加入:ギリェルメ、チャヴリッチ

・複数の主力が国内移籍
・補強は新監督のリクエストか
・新監督を迎え3回目の欧州路線移行へ挑戦
・近年の成績は安定もタイトルから遠ざかる
・日本代表佐野海舟の海外移籍リスクあり

浦和レッズ

昨年の成績

J1リーグ:4位
ルヴァンカップ:準優勝
天皇杯:ラウンド16敗退
ACL2022:優勝

監督、主な放出と加入

監督:マティアス・ヘグモ(1年目)
主な放出:岩波拓也、荻原拓也、知念哲矢、カンテ(引退)
主な加入:渡邊凌磨、チアゴ・サンタナ、前田直輝、ソルバッケン、グスタフソン

・ノルウェーからヘグモ監督を招聘
・国内、国外から大型補強を敢行
・今年は国内リーグに専念できる
・GK、CBで構成される守備陣は国内最高峰
・新戦力と新戦術の浸透がカギ

柏レイソル

昨年の成績

J1リーグ:17位
ルヴァンカップ:グループステージ敗退
天皇杯:準優勝

監督、主な放出と加入

監督:井原正巳(2年目)
主な放出:椎橋慧也、仙頭啓矢、山田康太
主な加入:島村拓弥、木下康介

・昨年長期政権に終止符、井原コーチが昇格
・リーグは残留争いしたが天皇杯では準優勝
・比較的地味な補強
・細谷、サヴィオの残留は大きい
・まずはJ1残留が目標になるか

FC東京

昨年の成績

J1リーグ:11位
ルヴァンカップ:ベスト8
天皇杯:ラウンド16敗退

監督、主な放出と加入

監督:クラモフスキー(2年目)
主な放出:渡邊凌磨、アダイウトン、スウォビィク
主な加入:荒木遼太郎、小柏剛、遠藤渓太

・昨年アルベル監督を途中解任
・荒木、小柏など各チームの主力を獲得
・攻撃的なサッカーが花開くか
・若手からベテランまで戦力バランスは良い
・ACL出場圏内が現実的な目標か

東京ヴェルディ

昨年の成績

J2リーグ:3位
天皇杯:3回戦敗退

監督、主な放出と加入

監督:城福浩(3年目)
主な放出:中原輝、長谷川竜也
主な加入:見木友哉、翁長聖

・昇格プレーオフを制し16年ぶりのJ1復帰
・名門復活を待ちわびたファンは多い
・久しぶりの東京ダービー復活
・途中加入して活躍した中原の移籍は痛い
・まずは残留が目標

FC町田ゼルビア

昨年の成績

J2リーグ:優勝
天皇杯:ラウンド16敗退

監督、主な放出と加入

監督:黒田剛(2年目)
主な放出:松井蓮之、翁長聖、ポープ・ウィリアム
主な加入:昌子源、柴戸海、仙頭啓矢

・J2を独走して優勝、初のJ1に挑む
・高校サッカー名将からプロ監督へ転身成功
・実績ある選手を中心に補強
・ゼルビアのサッカーがどこまで通用するか
・今季の台風の目になる可能性も

川崎フロンターレ

昨年の成績

J1リーグ:8位
ルヴァンカップ:グループステージ敗退
天皇杯:優勝
ACL23-24:グループリーグ突破

監督、主な放出と加入

監督:鬼木達(8年目)
主な放出:登里享平、山根視来、ダミアン、シミッチ、宮代
主な加入:三浦颯太、山本悠樹、エリソン、ファン・ウェルメスケルケン・際

・鬼木監督は8年目の長期政権へ
・昨年は守備陣に負傷相次ぐ
・ダミアン、シミッチ、山根など主力流出
・三浦、山本など有望な若手を補強
・世代交代過渡期の舵取りに注目

横浜F・マリノス

昨年の成績

J1リーグ:2位
ルヴァンカップ:ベスト4
天皇杯:3回戦敗退
ACL23-24:グループリーグ突破

監督、主な放出と加入

監督:キューウェル(1年目)
主な放出:一森純、オビ・パウエル・オビンナ、角田涼太朗
主な加入:ポープウィリアム、渡邊泰基、天野純

・昨年は連覇ならず2位
・指導実績の少ない新監督を迎える
・正GKが毎年のように交代
・補強は大物は無く控えめ
・新監督がチームスタイルを引き継げるか

湘南ベルマーレ

昨年の成績

J1リーグ:15位
ルヴァンカップ:グループステージ敗退
天皇杯:ベスト8

監督、主な放出と加入

監督:山口智(4年目)
主な放出:大橋祐紀、石原広教
主な加入:ルキアン、鈴木雄斗

・町野、大橋という得点源が相次ぎ移籍
・得点力不足に苦しむ
・ソンボムグンは最後の砦として活躍
・昨年は残留争いに巻き込まれる
・降格枠が増える今年は残留が目標

前編まとめ

前編は以上10チームでした。
ヴェルディ、ゼルビアと東京圏のチームの昇格により東京ダービーが白熱しそうです。また、コンサドーレとフロンターレの長期政権に対し、新監督を迎えたアントラーズ、レッズ、マリノスがどう変化するのかにも注目です。

移籍に関しては、アントラーズ、レッズ、FC東京、フロンターレが積極的に動いた印象です。海外移籍する日本人選手も増えており、各チームの強化が難しくなってきています。

J1初昇格のゼルビアはJ2を独走して優勝。そのスタイルはJ1の中でも目立つ存在になりそうです。彼らがどこまで順位を伸ばせるのか注目です。


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