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ひねもす

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つれづれなるままに。日々の思うこと。
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#思想

テキストは批判的に読んでよい(そしておかしな批判には反証が付き物)

テキストは批判的に読んでよい(そしておかしな批判には反証が付き物)

 読書会課題論文のカント『啓蒙とは何か』、入門書と並行して繰り返し読む内におおよそ書いてあることの概要が掴めて来た。
 次の課題は「テキストを批判的に読む」つまり「批判的に読んで自分なりに批判的意見を出してみる」。
 ひじょうに取り組み甲斐のある面白い作業だ。だってカントだよ。ヘーゲルという、私はよく知らないけど「世界を説明した」と哲学の先生に解説される大物哲学者の成立させたドイツ観念論という大き

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わかったときは自明だと思うもので

わかったときは自明だと思うもので

 もうすぐイマニュエル・カントの短い論文『啓蒙とは何か』の読書会がある。
 なのでせっせと読解に励んでいるのだけども、「カントが普通の言葉で語りだした」「読みやすくなった!」と帯に宣伝される古典新訳文庫でも、読めるからわかるわけではないのだなと思い知らせてくれるのだった……。

 この論文は冒頭に「未成年」という言葉が出てくる。啓蒙と関連のありそうな言葉だというのは察しが付くだろう。そしてこれは前

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女の生き方よしなしごと

女の生き方よしなしごと

 仕事依頼に繋がる経路がはっきりしているということで、noteは他のSNSとは違う印象を受ける。今どきはどのSNSで情報発信するのが届けたい人に話が届くのだろうか。私的にはnoteをきっかけに変な目に会い(高額情報商材の勧誘を受けた)、以来ここに文章を投げる事はごく簡単におかしな誘いを受けることだと印象している。
 そう思うとnoteの存在感が私にとっていささかうさんくさいものになっている。
 自

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良かった事、腹立った事

 今日の何ということもない出来事を投稿しようと思っていたら、社会批判になってしまった。
 書き直す。
 今日は前々から行きたかった地元のカフェに初訪問した。先週は大当たりのカフェで、今週もそこに行こうと思いつつ、新しい店の開拓の野望を優先して初訪問を行った。
 私にとっていいカフェとは、読書または書物または勉強の出来るカフェなので、今日はそういうお店ではないようだった。あるいはコーヒーそしてケーキ

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