シェア
異境にて 誰も待たない わたくしを棄てた苛政の軋轢も底知れぬ圧政も そこまでは待て…
きのうからの風が わたしの砂丘のかたわらを過ぎていく 思えば人間ほど殺人を犯したもの…
彼女は美しい帆を立てた わたしは白いさざなみになり 五月の海を滑つていく わたしは…
秋霖前線てやつが終る頃 別れた彼女が戻ってきた。 木の葉一枚の差で乗り遅れた季節のバ…
アニュス・デイ 彼女のことは忘れよう そして五月の木漏れ日に包まれて 優しい動物に…