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詩の暦

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2020年12月の記事一覧

異境にて(詩集 虹と鉛管)

 異境にて  誰も待たない  わたくしを棄てた苛政の軋轢も底知れぬ圧政も  そこまでは待て…

浮島 漣
4年前
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苦い水(詩集 虹と鉛管)

 きのうからの風が  わたしの砂丘のかたわらを過ぎていく  思えば人間ほど殺人を犯したもの…

浮島 漣
4年前
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美しい帆(詩集 晩夏香)

 彼女は美しい帆を立てた  わたしは白いさざなみになり  五月の海を滑つていく  わたしは…

浮島 漣
3年前
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かんせいど(詩集 晩夏香)

 秋霖前線てやつが終る頃  別れた彼女が戻ってきた。  木の葉一枚の差で乗り遅れた季節のバ…

浮島 漣
3年前
7

アニュス・デイ(詩集 晩夏香)

 アニュス・デイ  彼女のことは忘れよう  そして五月の木漏れ日に包まれて  優しい動物に…

浮島 漣
3年前
4