見出し画像

どうやって文句を言うか

前に書いた記事で、ビートルズの非暴力的に抵抗する歌をじっくり考えて、これは本当に問題だな、とここ最近ずっと考えてる。

「どうやって文句を言うか?」

これは私がまだ若かった頃、セクハラやパワハラを受けながら長時間働いていた時、実際的な問題だった。

でも、若い時は要領が悪くてコミュ力のない自分が悪いのだと思っていたし、スキルをつけるためには少しは耐えないといけないと思っていた。修行のような気持ちで仕事をしていた。

結果、思い返してみたらおかしいことや理不尽なことがたくさんあって、メンタルや身体の健康を害した。


ある時点で、私はブチっとどこか切れてしまって、もうキャリアなんてどうでもいい、競争で負けたっていい、自分の体が壊れるより底辺で生きるほうがいい、と脳が切り替わって、捨て身で毅然と抗議するようになった。

結果、私は手に入れたい精神的な自由を取り戻した。経済的にも、競争からは降りることになったが、キャリアが失われるという事はなかった。


この大きな転機は私の人生の学びになった。

社会には、はっきり文句を言わないといけない時があるっていう学び。勇気がいるし、事なかれ主義とはあい容れない。

文句をちゃんと相手に言うことと、愚痴をずっと陰で言うことは同じようで全然違う。相手にきちんと抗議しないと自分を守れない時が必ずある。どうでもいいこととか余裕のある時はもちろん譲り合いの精神が大切だけど、自分が削り取られている時は、文句を言わないといけない。と私は思ってる。

だって、奴隷になるのは一瞬。

もちろん、リスクをきちんと把握して、ある程度相手の反応を予測したりして計画を立てながら、うまくやらなきゃいけない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?