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檸檬 音度
2023年1月27日 19:36
前回に引き続き若松英輔『亡き者たちの訪れ』前回は「死者がひらく、生者の生き方」について書いたが、今回はもう1つの講演内容「死者の詩学」について。これは、詩を通して、死者について探っていく内容になっている。これもまた、心に残った箇所をいくつかあげていこうと思う。1つ目として、宗教について。「人間は、自分では本当だと思っていても、誰かがそれを本当だと認めてくれなければ、いつのまに
2023年1月25日 19:22
「大切な人を喪くす」それは本当に「別れ」なのだろうか。実際に大切な人を亡くした著者が、死者との向き合い方捉え方を探る1冊。若松英輔『亡き者たちの訪れ』本作は、著者が以前講演で語った内容をまとめたもので、どこか傍らで語ってくれているような文体になっている。内容は、とても深い。実際に大切な人を亡くしているからこそ、語れる内容なのではないかと思う。最初は「死者がひらく、生者の生き方」