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研修を「行う」立場だったときの話

※このnoteは、私「さや」の生きた証です。自己満足、乱文乱筆失礼いたします。
※今後の投稿記事も含め、一切の無断転載を禁じます。





こんにちは。少し間が空いてしまいましたね。
先日、なんとか休職期間延長の診断書を獲得することができ…一安心している「さや」(@ lemonede0901)です。

情けない話なのかもしれませんが、まだ社会復帰するにはどうにも自信がなく。。産業医面談や主治医の診察を経て、休職期間延長となりました…
もう少しだけ、ゆっくり休んで…これからのことを考えていけたらいいかなとか思っています。一度きりの、自分だけの、人生ですからね。

今は望まぬ部署異動…というか、たまたま異動先の部署が壊滅的に合わなかった(んだと思いたい。。)から適応障害を発症してしまっていますが。。そんな私にも、過去には新人さんを「研修する」立場だったことがあります。

言うなれば誰にでも新人期間はあるもので、、まさに新人期間って憂鬱極まりないですよね。。業務内容はわからないし、合っているか不安だし、そこにいるだけで緊張するし…

そんな新人さんの空気を察知したとき(←)、私が心がけていたことをまとめてみようと思います。だって、当然ですが私にも新人の頃が有った訳ですからね。今回はちょっと長文です…^^;

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私は、過去二回新人さんを研修したことがあります。新卒時の企業と、休職している在職中の企業です。

新卒時の企業での新人さんは…なんと、お偉い方の娘さんでした(当初は知らなかったけど、さすがOLの情報網…お局から小耳にはさむスタイル)
ですが、お偉いさんの娘さんだからといって、特別扱いをすることは…私はしませんでした。周りの人はもしかしたら多少ゴマをすっていたような気もしますがw

販売促進事務という、ただでさえよくわからない業種なのによく飛び込んできたなあとすら思います。笑(おそらくコネだったのでしょう)
当時22歳くらいの私が、20歳近く年の離れた方を指導することになるとは夢にも思っていませんでしたが。
私が正社員、相手の方はパートさんの雇用形態でした。とても朗らかで優しい、雰囲気のいい方だったのを覚えています。

在職中の企業での新人さんは、新規立ち上げ事業でめっちゃくちゃ忙しい時期に飛び込みで助っ人として入ってきてくれた…ある意味猛者な方々ですね。
私が正社員(評価的には準社員レベル)、このときは新人さんをなんと4名育て上げました(契約社員さん×2、派遣社員さん×2)
この4名の方に関しては、私は本当に感謝しかないです。笑 逆に助けられること、気づかされることが多々ありました。4人だけど、十人十色でしたし。

ちなみに上記の4人はバラバラの時期に入ってきているので、業務で被っている時期もあれば被っていない時期もあります。一番年の離れた方で、10歳年上&10歳年下でした。笑

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①わからないことがあるときは、相談できる「機会」を作る
私自身がそうなのですが、たま~に指導してくださる先輩が優しい方だったとして、「わからないことがあったら何でも聞いてね」なんて言われたとします。

ですが、新人のときって「一体自分は何がわからないのかわからない…」みたいな「わからないループ」に陥りがちではないでしょうか。
あと、「そうは言ってくれてるけど実は迷惑では…」とか「話しかけること自体が緊張する」「時間を割いてくれてるのがわかるだけに申し訳ない」みたいな気持ちになってしまいますかね。。

なので私の場合はですが、終業10分前くらいに「プチ相談会」を私の方から提案し、どんなに忙しくてもできるだけ開催するようにしていました。
だけど、いきなり先輩から「相談会するよ」って言われても新人さんも戸惑うと思うので、、何気ない会話とかで「夕方あたりに今日も相談会開催しようと思うけど…もし相談がないならしないからね〜」みたいな匂わせ(笑)も入れてみたり。

この相談会ですが、堅苦しく考えずに、ざっくばらんに実際に対応してみて困ったことや、不安に思っていることを教えてもらう会でした。
会を開いてみると雑談だけで終わったりもしますが、それはそれでヨシ!そういう日も大事です◎

定期的に相談されることで、「なるほど~こういうことで困っていたのね!」と研修する側もわかるので、その方に合った教え方で教えやすくなったかなと思います。
逆に、私が対応で困ったことなども共有していました。笑 研修してる側ではあるけど、先輩の私も困ることあるんだよ~だから新人さんは戸惑って当然だよ~って感じで。

②雑談をしてみる
これは人によるのですが、比較的私も相手も慣れてきた場合は、少しずつ雑談もしていました。業務に関係ないことあること関わらず、です。笑

もちろんあまりプライベートすぎることには足を踏み入れませんが、例えば「●●さんはチョコが好きなんだね!おいしいよね~」とか、「▲▲さんはホラー映画が好きなんですか!怖いけど…何かおすすめありますか?」とか話してみたり。
最終的に、ほんっと~~に慣れてきて心を許せるかなってお互いが思えてきたときには、愚痴も言い合っていました。爆 負の感情を吐き出すことも大事ですからね〜溜めこんでもいいことないし。

実際、私はピアスが好きなのですが…ピアスから好きなバンドがバレたりしていました。笑 別のパターンだと、タオルで好きなプロ野球の球団がわかったり。
意外な共通点があれば、そこから一気に距離が近くなることもあります。距離が近いということは、比較的相談しやすくなるということ。
逆にそういうプライベートなことに触れられたくないのかな…といったような一線を引かれる方には、あまり踏み込み過ぎないことで信頼を得られたらいいかな、みたいな。

③その人に合わせたスピードで進めていく
前述のとおり、人は十人十色です。記憶力がいい方もいれば、対応が早い方もいます。色彩センスが優れている方もいますし、すぐに行動に移せる方もいます。
なので、その方に合ったそれぞれのスピードを考えて研修を行っていました。

一応研修を行うからには研修スケジュールなるもを作成したり、上司から渡されたりすることもあったけど、「もうちょっと●●さんはこの分野を伸ばした方がいいのかもしれないな」とか「▲▲さん、ここ苦手って言ってたな〜あと少し根気よく一緒に頑張ってみようかな」とか。

ここで重要なのは「頑張ってね」と突き放すのではなく「一緒に頑張ろうね」と共闘する気持ちかなと思います。
新人さん一人じゃなかなか荷が重いこともあります。そりゃそうです。なので、「大変だと思うけど、私も手伝うから…もうちょっとやってみようか!」みたいな声かけをしていました。

私がよく言っていたのは、「私は新人さんへ水をあげてるだけ。新人さんが伸びるお手伝いをしてるんだよ~でも、新人さん自身の力で頑張れてるから伸びてきてるんだよ!自信を持っていいよ◎」って感じです。実際そうでしたからね。

④ちょっと手が空かないときは
不明点や不安な部分があって先輩に質問や相談をしたいときに、忙しさのあまりぞんざいな扱いを一回でもされると…もう質問したくてもできないな…って思って凹んでしまい、質問できなくなってしまう方も多いのではと思います。まあ私がそうなんですが。爆

正直、私も一分一秒惜しいくらい忙しいときが正直ありましたが…質問や相談を受けた場合、できるだけ(絶対とは言い切れないw)ぞんざいな扱いをしないように心がけていました。

例えばですが、質問をして回答を待っている新人さんへは「ごめん、あと5分だけ待ってもらえると助かる!」と明確に時間を示してみたり、「お手数だけど…付箋に書いてもらってもいい?これが終わったら見るね~」とか「Skype(文字チャット)で質問送ってもらえたら、見ておくね」と文章で残してもらって手が空いた時間に確認したり。

もちろん、言った手前ちゃんと質問には答えるし…なんなら「ここをこうすると、もっとよくなるね!」みたいな軽めのフィードバックや、その場で苦手な部分について復習などもしたりしてました。安心して質問できる空間がないと、新人さんは抱え込んで潰れてしまいますし。。

⑤自分のせいだと過度に思わせない
もしミスったとしても、あまり自責の念にとらわれないように言っていました(というか私が自責の念にとらわれ過ぎる傾向があるからかもですがw

「ミスっても、研修がわからなくても、新人さんのせいじゃないよ。教え方が下手だった研修担当の私のせい!って思っていいよw」」って冗談めいたような本気の思いをいつも言ってました。笑
「もし研修内容で意味がよくわからないなって思ったとき、直接言えないならこっそり教えてね」とか「コイツ(=私)の教え方がクソだわ!って思ったら、私のこと殴っていいよw」って言うと、だいたいみんな笑ってホッとした顔をされたものです。笑

責任を誰が取るのか、という責任論めいたことにも繋がりますが…私は私自身が自責の念が強めなのもあって「新人さんが仕事できないなら私のせいじゃん?」って当然のように思っていました。←
なので、もし新人さんの進捗状況について上司から何か言われた場合を想定した場合も、「もし新人さんが仕事が辛いとか、辞めたいとか思ってる場合は私のせいだと思います。だから何かあれば私が辞めますんで^^」といった気概めいたものを持ってました。かなり当時は強気でいたことを覚えています。苦笑

⑦気遣いの心を忘れずに
新人さんは職場にも慣れてないし、上司や先輩の名前とかも覚えられないし、とにかく不安な気持ちで「とりあえず」職場に来ていることが多いのではと思います。

私はまず「職場に来ることは怖くない」と思ってもらえるような環境づくりが大事だなと思い、よく新人さんの体調に目を配っていました。
研修していた企業は2つともブラック寄りのアレな企業だったため(爆)最悪、部署の雰囲気は変えられなくても、、自分がいるチームの雰囲気だけはせめて楽しくて優しい雰囲気にできたらな~とか思ったり。

女性であれば月に一回のアレのときでも無理して職場に来てしまっていたり、明らかに風邪で熱っぽい様子なのに新人だから休めない…と思って辛そうなのに来てくれていたり。
そういう様子の変化にはすぐ気づくタイプ(とはいえ興味のない人へは一切気づかないけどw)なので、「大丈夫?顔色悪いみたいだよ、早退もできるからね」とか「お昼休憩行った?何ならちょっとだけ長めに休んでもいいよ」とか「体調悪かったんだね。残業しないで早く帰りなよ~」とか言っていました。

もちろん新人さんはそう言われても遠慮してしまうこともありますが、そう言われるだけでもメンタル的に良いような気がして…できるだけちょっとした変化に気づき、気さくな声かけを続けていました。

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…上記を読み返すと、基本的に私のめちゃめちゃなエゴの塊のような研修祭りですね。苦笑 それもそのはず、私が本来「されたかった研修」を新人さんへお返ししている感覚でしたから…
私はどちらかというと、しっかり組み立てられてゆっくり教えていただける研修がありがたいタイプなので…頭が悪いので、スピードが早いともうそれだけでついていけなくなりますし。。

満足に研修など受けられないまま戦力として扱われて撃沈し、質問してもぞんざいな扱いや適当にあしらわれ嫌な顔をされ、質問の答えを教えられたと思ったら専門用語ばっかりでよくわからないまま放置され。
そんな私みたいな新人さんを減らしたかった。私みたいな思いをさせたくなかった。ただそれだけのエゴです。職場に来るのがせめて楽しい、怖くない、そう思ってもらえれば…と思っていました(過去の自分を投影してるようでちょっと今読み返して自分で引いてます。。

人を教える、という行動や行為は本当に難しいなあと痛感します。逆も然り、教わるのだって大変です。
基本ですけど、一発で覚えられる人なんて超人なのだから、不安なら何回も何回も聞いていいと思うんですよね。もちろん新人さんだって、覚えたい!って思ってる訳ですよ。だからメモとかも取ってる訳だし。
ちなみに私は何回も聞かれても全然苦にならないタイプです。なので、不明点あればドンと来いですね(もちろん、力量と知識、経験がある場合に限りますが…)

「この間言ったよね?」もうこの一言だけで潰れる新人さんもいるんだよ、って気づける方が増えることを願うばかりです。ハードル高ぇです。笑