こどものころの風景、ほんとうは掬われたかったあの頃のこえをきくメモリー。

こどものころ、たのしかった記憶もあるし何だかわからないけれど鮮明に覚えている記憶もある。おとなになったわたしたちだけれども、みんなあの頃は「こども」だったんだ。

叫びたくても叫び方も分からない、封じられた幼少期の記憶。

それでもわたしは、幸せを願っています。

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記憶の縁り戻し

食べたくもないものを食べたとき、ひとは病気になるのではないか

でも、それらを完全に排除することはできるだろうか？

すべて排除してよいのだろうか？

答えは、ひょっとしたら”yes（イエス）”なのかもしれないと、毒親の解毒をしようとしている私は思った。ようだ。

わたしは

「目に見えない呪い」が今もたまに突然に、目の前に現れる。

それが物凄くこわくて、つらくて、虚無感に襲われる。それはどんな感覚かというと、「目の前が真っ暗になって、心だけがていねいに閉ざされて、無表情になって、頭が全く働かなくなる感じ」だ。

この感覚は、もしかしたら

幼少期からあったのではないかと思う。いや、あったのだった。

だれにも分かられないように、口を閉ざして心を閉ざして、虚無になる瞬間が・・・・・そうでなくてはならない理由が。

身体的には、のっぺらぼうで気持ちが悪くてぼやぼやする。水の中に潜ってぼやぼやとしか声がきこえなくて何もふれない感じだ。暗闇でただ苦しくて、脳みそが死んでいる。

そのような感覚を味わったことが何度かある。

これは、間違いなく精神構造的に言ったら、”ウツ”なんだと思う。

鬱が来るまでの構造

脳が傷ついている。ただ、傷ついている時、人間は思考力を失い表情を堅くし絶望するのではないか。

「幼少期の自分という”こども”」が

そうまでなるだけ　「家族という”大人”」に傷つけられて、そのなかで『自分を守る術』がこれしかなかったのではないかと思う。こどもなりの必死の抵抗で何も感じないかのように、一生けん命にふるまって、心をかくまっていたのではないか、と。

どんなふうに傷つけられて、どんなふうに苦しかったのか。それを話せたら、どんなに楽になるだろうか。でも厳重にカギがかかって記憶の奥の奥のどこだかわからない引き出しに仕舞われてしまって、取り出す方法も分からない。そして、それを話す機会も今はもうどこにも見つからない。

だって、わたしは大人になってしまったから。

大人になってしまったこどもの話を聞いてくれる人なんて、そんなのなかなか居るわけがないもの。今の子供たちに手いっぱいで、そのほかのアダルトチルドレンなんて話を聞く余裕ないよね・・・

でも、それでもわたしの中の”こども”が傷ついていること、傷ついてきた事実は決して変わらない。「そのことで、生活に弊害があったとしてもそれをどうやって説明すればよいのか」、わたしには現状分からない。

歪んだ愛の正体

先ほど

”そうまでなるだけ　「家族という”大人”」に傷つけられて、そのなかで『自分を守る術』がこれしかなかったのではないかと思う。こどもなりの必死の抵抗で何も感じないかのように、一生けん命にふるまって、心をかくまっていたのではないか、と。”　言った。それで親はなんというかと言えば、

それでも

親は愛したというかもしれない。

だから闇なのだ。（両者の意見が食い違う）

けれど、結果として、本当の実態は一番守ってほしかったことが守られてこなかったということ。守られてこなかった致命的な何らかの領域があり、こども側はその領域からの”叫びが絶えることが無い”。

わかってほしかったのだ、

「たったひとつのこと」を分かってほしかったのだ。

そしてそれが分かられなかったのだ。

大人になるために、一番大切な何かを分かられなかったのだ。

たとえ

大人がこどもを滅多ざししたとしても、

その実態が明らかになることなんて、殆どと言っていいほど無い。

「気づこうとする者がいるから、気づく」だけで、目を向けていない大人には全く見えていないのだろう。

こどもが生き抜くことは、そういうことのような気がする。

”適応”するしかないのではないか、と。

一部の気が付く大人がいたとして、どこまで家庭に介入できるのだろうか。家庭はそのくらい影の濃い場所になりうるだろう。

生きることはままならない、そう思わざるを得ない。もはや生きていることは奇跡で、生命力のほかならないのではないかと私は強く思うのだった。

最後の結論

わたしはたとえ分かられなかった記憶があったとしても、それを抱えて、そのこどもの自分を抱きしめて生きていかなくてはならない。

つらくても、こわくても

わたしは傍にいて、ずっと励まし続け寄り添うこと

それしかできないけれど

それでも

すこしでもこの傷が癒えて、いままでのくるしみからすこしでも解放されて、この呪いのような人生からひとつ足を踏み出さなくては・・・

きっとわたしは進むしか道はないのだから。

過去を。

わたしをずっとくるしめてきた過去を憎むことなく、ただひたすらに癒していくことでしかないのではないか。

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どうか生きさせてください

この曲をきこうと思う。音楽をこころにたずさえようと思う。

わたしの温度、

わたしの記憶のガーデンが絶えるまで　

🌱

創作の、ひとが作るもののちからは凄いな・・・

しあわせを　

のがさない様に今日を記録する。

（lemon　今日２０２２．４．１６　🖊）