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森林認証をチェック!

こんにちは。ethical store Lemoです。

森林認証ってご存知でしょうか?

地球の森林面積はどんどん減少しており、世界的な問題となっています。

1990年以降、世界では4億2000万ヘクタールもの森林が農地や植林地として利用するために大規模転換されており、これは日本の11倍に値する広さ。

直近の2015年から2020年の5年間だけでも年間約1000万ヘクタール、日本の約1/4相当の面積(東京都45倍分)が失われました。

森林から転換された農地や植林地では、木材や製紙用パルプ、天然ゴム、パーム油、大豆、牛肉などが生産されており、自然の森林生態系を大きく損なっています。

面積の減少だけでなく、野生生物の住処や気候変動を抑制する二酸化炭素の吸収源として重要な天然林を植林地に変える、という森林の質の低下も問題です。

そういった中で、森林の恩恵を持続的に享受できるよう、森林を適切に管理していくことが求められています。

身の回りの紙製品をよく見てみると、こんなマークがあります。

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<FSC認証>

FSC認証・・世界統一の基準に基づいた責任ある森林管理を進める制度で、世界で最も普及している木材認証制度。
認証製品として販売するには生産、加工、流通に関わるすべての組織が認証を受けなくてはなりません。
責任ある森林管理のもとで生産された木材と製品を消費者が購入することで持続可能な森林管理を支える仕組みです。

森林保全と持続可能な社会への要望の高まりを背景に、FSC認証は1993年に発足しました。

森林が環境や地域社会に配慮して管理されているかを評価し、その森林からの生産品であることを証明します。

その認証を得た製品を選ぶことで、持続可能な森林管理を行う林業者や地域、また原材料として使用している企業や事業を支持することができ、世界の森林を守ることにつながります。


FSC認証は紙袋やティッシュペーパーといった身の回りのものにも結構あります。

もし商品を購入する際に、認証マークのあるものとないものがあるなら

認証マークのあるものを選びましょう!

FSC製品として販売するには、生産、加工、流通に関わるすべての組織が認証を受けなくてはならないので、森林破壊を促さない方法で生産された商品であると安心して購入できます。

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<PEFC認証>

PEFC森林認証制度相互承認プログラムというのも要チェック。

世界各国にある認証制度との相互承認を行う国際認証組織です。

各国の森林認証制度の一貫性と適合性を実現し、世界的に統一、かつ高レベルの持続可能な森林管理を確立・実施することを目的としています。

PEFCが承認した森林認証制度に認定されている森林は、PEFCの認証林として認められることになります。

PEFCは2019年6月時点で44か国と相互承認を行っており、日本のSGEC(Sustainable Green Ecosystem Council)も認証されています。

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こちらも持続可能な森林管理のもと生産された木材と認められていることになります。


主な森林認証が以上になります。

日本は国民一人当たりの消費量が年間201kg。

世界平均の56kgを大きく上回っており、多くの紙や木材を輸入、消費し、海外の森林資源に依存しています。

そんな私たち日本人こそ持続可能な森林について考える必要がありそうです。

ぜひ紙製品の購入の際には認証マークを確認して、選んでみてくださいね!


エシカルな選択で持続可能な地球の実現を⁎⁺˳✧༚

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