1974年のニコ『おしまい...』

1967年１月４日、アメリカ連合国のElektra Recordsが、22歳のジム・モリスン（Jim Morrison、1943年12月８日～1971年７月３日）、27歳のレイ・マンザレク（Ray Manzarek、1939年２月12日～2013年５月20日）、20歳のロビー・クリーガー（Robby Krieger、1946年１月８日～）、21歳のジョン・デンズモア（John Densmore、1944年12月１日～）の四人組の扉組（The Doors）のアルバム『扉組』The Doors（EKL-4007）を発売した。
録音は1966年８月におこなわれた。

「おしまい」The End（11分35秒）を収めた。

1967年７月25日、日本ビクターが、ザ・ドアーズ「ハートに火をつけて」Light My Fire、「水晶の舟」The Cristal Shipのシングル盤（JET-1778、370円）を発売した。

1967年11月、日本ビクターが、ドアーズ『ハートに火をつけて』The DoorsのLP盤（SJET-7980、1,750円）を発売した。
解説は24歳の朝妻一郎（あさつま・いちろう、1943年２月１日～）だ。

ラウラ・アントネッリ

アレッサーンドゥロ・モーモとティナ・オモン

1973年３月25日、イターリアのサン・ヴァンサン（Saint-Vincent）で、28歳のサルヴァトーレ・サンペーリ（Salvatore Samperi、1944年７月26日～2009年３月４日）監督、31歳のラウラ・アントネッリ（Laura Antonelli、1941年11月28日～2015年６月22日）、52歳のトゥーリ・フェッロ（Turi Ferro、1921年１月10日～2001年１月10日）、16歳のアレッサーンドゥロ・モーモ（Alessandro Momo、1956年11月26日～1974年11月19日）、26歳のティナ・オモン（Tina Aumont、1946年２月14日～2006年10月28日）主演の映画劇『悪意』Malizia（98分）が公開された。
撮影監督は、32歳のヴィットーリオ・ストラーロ（Vittorio Storaro、1940年６月24日～）だ。

撮影は25歳のミック・ロック（Mick Rock、1948年11月21日～2021年11月18日）

1974年６月１日、ランドゥンの虹劇場（Rainbow Theatre）で、29歳のケヴィン・エアース（Kevin Ayers、1944年８月16日～2013年２月18日）、32歳のジョン・ケイル（John Cale、1942年３月９日～）、35歳のニコ（Nico、1938年10月16日～1988年７月18日）、26歳のブライアン・イーノウ（Brian Eno、1948年５月15日～）が公演をおこなった。

ニコが「おしまい」The End（８分51秒）を歌った。イーノウがシンセサイザーで伴奏に加わった。

1974年６月28日、連合王国のIsland Recordsが、ケヴィン・エアース、32歳のジョン・ケイル、ニコ、イーノウのライブ・アルバム『1974年６月１日』June 1, 1974のLP盤（ILPS 9291）を発売した。

1974年10月５日、東芝EMIが、27歳のクリス・トーマス（Chris Thomas、1947年１月13日～）制作、27歳の加藤和彦（1947年３月21日～2009年10月16日）、25歳のミカ（1949年４月17日～）、21歳の高橋幸宏（1952年６月６日～2023年１月11日）、22歳の小原礼（おはら・れい、1951年11月17日～）、25歳の今井裕（いまい・ひろし、1949年３月31日～）、21歳の高中正義（1953年３月27日～）の六人組のサディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにおねがい」（４分17秒）、「颱風歌」（３分59秒）のシングル盤（DTP-20053、500円）を発売した。
作詩は28歳の松山猛（まつやま・たけし、1946年８月13日～）だ。

1974年10月12日、東京・有楽町の丸の内松竹で、映画劇『青い体験』Maliziaの59歳の高瀬鎮夫（たかせ・しずお、1915年８月13日～1982年10月14日）訳の日本語字幕版が公開された。

1974年11月５日、東芝EMIが、サディスティック・ミカ・バンドのアルバム『黒船』のLP盤 （DTP-72003、2,300円）を発売した。
録音は1974年２月18日～５月30日におこなわれた。
ジェケット写真撮影は36歳の鋤田正義（すきた・まさよし、1938年５月５日～）だ。
「タイムマシンにおねがい」、「颱風歌」を収めた。

1974年11月、連合王国の Island Recordsが、32歳のジョン・ケイル制作、35歳のニコのアルバム『おしまい...』The End…のLP盤（ILPS 9311）を発売した。
録音は1974年夏におこなわれた。
「おしまい」The End（９分36秒）を収めた。

ジャケット写真は、1974年12月15日に、フランスで公開された、フィリップ・ギャレル（Philippe Garrel、1948年４月６日～）制作・脚本・監督、ジーン・スィバーグ（Jean Seberg、1938年11月13日～1979年８月30日）、ティナ・オモン、ロラン・テルズィエフ（Laurent Terzieff、1935年６月27日～2010年７月２日）主演のモノクロ、無声の実験的映画『孤高』Les hautes solitudes（82分）の場面写真だ。
ニコは冒頭の数分間に出ている。

1974年12月20日、東芝EMIが、ケヴィン・エアーズ、ジョン・ケール、イーノ、ニコ、その他『悪魔の申し子たち（その歴史的集会より）』June 1, 1974のLP盤（ILS-80074、2,500円）を発売した。

解説は宮澤壮佳（みやざわ・たけよし、1933年～）「幻のスーパー・フリークス登場」だ。

1975年２月、連合王国のHarvest Recordsが、サディスティック・ミカ・バンド『黒船』Black ShipのLP盤（SHSP 4043）を発売した。

1982年４月25日、ポリスターが、「アイランド・エクスプロージョン"2000"シリーズ」、ニコ『ジ・エンド』The EndのLP盤（20S-80、2,000円）を発売した。

2002年５月29日、スペースシャワーネットワークが、42歳の大友良英（おおとも・よしひで、1959年８月１日～）、36歳の杉本拓（すぎもと・たく、1965年12月20日～）、Sachiko M（1973年～）『孤高』Les hautes solitudesのCD盤（DDCO-1003、本体2,500円）を発売した。
録音は2002年３月２日に、東京の映画美学校で映画『孤高』Les hautes solitudesの上映と同時におこなわれた。

2002年６月22日、東京・渋谷のCINE AMUSE（シネ・アミューズ）の21時10分からのレイトロードショーで、映画『孤高』Les hautes solitudesが公開された。
音楽は、大友良英、杉本拓、Sachiko Mだ。