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『別冊シティロード゙』No.1「特集:もうひとつの'80年代を読む!」目次

1981年(昭和56年)6月30日、瀬下幹夫編集の『別冊シティロード゙』(エコー企画)No.1「特集もうひとつの'80年代を読む!」(380円)が刊行された。

■映画
28歳の四方田犬彦(よもた・いぬひこ、1953年2月20日~)、西嶋憲生(にしじま・のりお、1952年~)、武田潔(1954年~)、座談会「アメリカ映画だけが映画じゃない!今、刺激的な映画の世界マップ

80年代の映画作家10傑
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(西独)――魂をむしばむ不安と倦怠を放射して出口丈人
ライナーヴェルナーファスビンダー (Rainer Werner Fassbinder、1945年5月31日~1982年6月10日)
ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク(西独)――〈ブレヒトVSヴァグナー〉のパラノイアックな饗宴西嶋憲生
ハンス・ユアゲンズュバーベアク(Hans-Jürgen Syberberg、1935年12月8日~ )
エリック・ロメール(仏)――端正な鄙猥さが紡ぎ出すフィルムの畸型性武田潔
エリック・ロメール(Éric Rohmer、1920年3月21日~2010年1月11日)
ニコラス・ローグ(英)――イメージの迷宮に誘うローグ・マジック(32歳の滝本誠(1949年1月19日~ ))
デビッド・リンチ(英)――人間と動物の境界線を侵犯する悪夢の映像四方田犬彦
デイヴィドゥ・リンチ(David Lynch、1946年1月20日~)
ダニエル・シュミット(スイス)――デカダンスに酔いしれるバロック映画のマエストロ西嶋憲生
ダニエル・シュミットゥ(Daniel Schmid、1941年12月26日~2006年8月5日)
テオ・アンゲロプロス(ギリシャ)――ロングショットと360°パンが生みだすあらゆる暴力への抵抗の映像詩(50歳の佐藤忠男(1930年10月6日~2022年3月17日))
スオドゥロシュ・アンゲロプロシュ(Theodoros Angelopoulos、1935年4月27日~2012年1月24日)
ヴェラ・ヒティロヴァ(チェコ)――聡明にしてデタラメな過激さ武田潔
ヴェーラヒティロヴァ(Věra Chytilová、1929年2月2日~2014年3月12日)
フェレンツコーシャ(ハンガリー)――新しい現実と未知の領域出口丈人
フェレンツ・コーシャ(Ferenc Kósa 、1937年11月21日~2018年12月12日)
キン・フー(香港)――香港功夫電影的天才導演!四方田犬彦
フー・ジンチュエン(胡金銓、1931年4月29日~1997年1月14日)

45歳の蓮實重彦(1936年4月29日~)、48歳の松田政男(1933年1月14日~2020年3月17日)、対談「日本映画の転形期をめぐって'80年代、ニュー・ウェーヴへの期待と危惧

若い映画人5人の発言
35歳の長谷川和彦(1946年1月5日~)「〝連合赤軍映画〟実現のためのオレの闘い
24歳の山川直人(1957年4月10日~)「自由を我等に
25歳の山本政志(1956年1月24日~)「山手線公式と佐々木小次郎
30歳の池田敏春(1951年2月23日~2010年12月24日)「私小説的ロマン・ポルノへの訣別
33歳の高田純(1947年12月11日~2011年4月21日)「東映映画の活力よもう一度 新作『ダンプ渡り鳥』に賭ける!

ロック
ニューヨーク・ロック・レポートポスト・パンクはファンク・ビート・ジェネレーション」(37歳の今野雄二(1943年10月5日~2010年8月2日))
ロンドン・ロック・レポートロックミュージックの終焉、そして新しい〝音〟の行方」(山本貴志

日本ロックの現状
①「変身の中のオリジナリティ――細野晴臣・加藤和彦・鈴木慶一論」(今井智子(1954年~))
②「ベーシックなロックを叩きつける福岡ビート・ウエイヴ!」(山津智藤川Q藤川理一))
新しい音の仕掛人たち
現代プロデューサー論」(29歳の鈴木慶一(1951年8月28日~))
●'80Sブライテスト・ホープ10赤岩和美藤川Q
ミスティ・イン・ルーツ(Misty In Roots)
ブラック・ウフル(Black Uhuru)
ジェイムズ・ブラッド・ウルマー(James Blood Ulmer、1940年2月8日~)
ラウンジ・リザーズ(The Lounge Lizards)
ポリロック(Polyrock)
バウハウス(Bauhaus)
ニュー・オーダー(New Order)
スパンドゥ・バレー(Spandau Ballet)
エコー&ザ・バニーメン(Echo & the Bunnymen)
ニュー・エイジ・ステッパーズ(New Age Steppers)

演劇

ニューヨーク演劇レポート

ブロードウェイの見果てぬ夢」(33歳の青井陽治(1948年3月3日~2017年9月1日))

34歳の衛紀生(えい・きせい、1947年1月26日~)、山本健一(1944年~)、和気元、鼎談「新たなる劇的な季節を迎えて'80年代演劇の笑い

ローリング・エイティと遊び戯れるフレッシュ劇団5
転位・21
夢の遊眠社
秘法零番館
北村想とそのグループ
早稲田新劇場

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