010:緊縛写真をめぐる視点とズレ
■はじめに■
前置きとして、女性を縛って楽しむというのは人から蔑まされて然るべき行為だし、私自身もそんなクズ人間の一人と自覚しています。ただし、受け手に実害を与えたり、金銭や性的搾取をする輩というのが私が嫌悪する界隈のクズ達です。それを踏まえて、緊縛界隈はクズの集まりと言ってもいいです。ポトレやフェチ写真界隈も負けないくらいのクズがいたりします。そして緊縛写真界隈にはかつてSM界隈を震撼させたクズの中のクズがいて今もひっそり居たりします。私は緊縛写真は好きだけど創作物と人間性は別と割り切るようにしています。この界隈に近づく女性はホントに気をつけてほしいと思っています。
■それぞれの微妙な違い■
以前にとある緊縛モデルさんが、SNSでSM寄りの緊縛写真は卑猥でお下劣だと、猛烈に怒って叩いているのを見た事があります。緊縛アートに心酔してる緊縛モデルさんの視点から見ると、王道のSM緊縛写真は存在自体が許せないんだろうなと思いました。これはモデルさんの緊縛の入り口がどこかの違いですが、モデルさんの出身としてのSM界隈、緊縛界隈、フェチ写真界隈、コスプレ界隈、ポトレ界隈、グラビア界隈、裏垢女子界隈、一般人の素人さん等々所属する界隈によって緊縛への視点や求めるものも微妙に違ってくると思います。
■良し悪し■
撮る側、縛り手側もカメラから入って緊縛写真にたどり着く人、緊縛から入って撮りたいと思う人でも撮る際の優先順位に大分違いが出てくると思います。撮る側も視点や求めるものが色々で面白いです。私は緊縛写真の「美しさ」に魅了されるのですがこの「美しさ」を言語化できません。ジャンルはアート寄りでもSM寄りでもよりポップな感じでも「美しさ」はあるので突き詰めると縛りの美しさになるのかもと思っています。縛りの美しさの良し悪しは理解できてて、私が世界で一番美しく人を縛ると思う御方は、とある湖の畔に住んでる御方であります。その御方の縛りはとても美しいので、どこから撮っても、誰が撮っても、どんなカメラで撮ろうが美しいと思えるような縛りです。真似しようにもできないような感じです。むしろ真似できるならやってみろという趣すらある神々しい縛りです。逆に私が知る限りで最も下手くそで醜い縛りというのもありまして、その御方は縄は絶望的だけど写真は上手いので人気のようですね。時を経ても酷い縄は同じなのでそういう縄の美しさには無頓着なんだろうなとも思っています。創作は良し悪しが分からないと何も作れないですが、そこは明確に解っているので撮りたいという意思は強いです。
■撮りたい!!!■
私に撮らせてくれたM女さん達はみなアート寄りの緊縛写真に興味なし。SM寄りの緊縛写真に興味ありでした。そして緊縛写真を撮るという事を凄く嫌がります。端的に言うと縛るならSMしろやっ!となりますw私に関わってくれたM女さん達はみんなガチだなぁ・・・ととても誇らしく思います。
撮る前に色々な事を擦り合わせて、実際の緊縛写真撮影は縛って解いて2~3縛を撮るとなると4時間以上はかかります。迷いなく縛って迷いなく撮るってのはそれはそれで技術と経験なので、撮らせてくれるパートナーができたら技術と経験を積み上げるのが楽しみです。一緒にSMを楽しんで創作活動も楽しんでくれる、楽しそうだという人がいましたらぜひ声かけて下さい!
次回はコンテンツとして見た緊縛やSMの魅力を言語化したいと思います。
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