見出し画像

009:緊縛写真は観て楽し、撮って楽し

■衝撃の緊縛写真■

緊縛写真は緊縛する技術と写真を撮る技術の2つの技術が必要で、両方を1人でこなす人は2000年代にはほぼ居なかったように思います。私が緊縛写真に興味を持ったのは2004~5年頃にWEBで観た某氏の緊縛写真に衝撃を受けたのがきっかけです。何が衝撃だったかと言えば、SM的でないむしろSM臭ゼロ、残酷さゼロのとにかく「美しさ」に特化した緊縛写真でありました。

ここでは、緊縛写真を「アート寄り」「SM寄り」と雑に定義します。この某氏の緊縛写真はSM嗜好の無い女性が観ても嫌悪感を抱く事が無いであろうお写真で、実際にSM嗜好者ではない女性が緊縛モデルとして参加してるというのも衝撃でした。

それまでの緊縛写真と言えば、昭和SMの系譜、残酷の美を盛り込んだ緊縛写真こそが王道で、大御所の緊縛写真家(写真のみ)の某氏が有名だけど、SM雑誌に載るようなSM的な緊縛写真には興味がなく、なぜ興味がないかと言えばSM的な写真を観るよりも自分で縛ってSMした方が1億倍楽しいからですね。他人のSMに全く興味ないってのもありました。

■緊縛アートの開祖■

私が興味を持った緊縛写真家の御方がアート寄りの緊縛写真の開祖だと思ってたけど、後に明智伝鬼さんの緊縛写真を観て考えを改めます。そのお写真は、緊縛アートで有名なあの御方のようなお写真で、縄筋と女体の美しさに特化した素晴らしい緊縛写真(恐らく縛りのみ)でした。2000年代よりも前に存在したであろう写真だと思うので、この御方が開祖で、やはりこの御方は凄い人なんだなぁと思った事があります。ちなみに私はSMの世界を知った1995年頃にパートナーから明智伝鬼さんのビデオを借りて初めて緊縛というものを知ることになります。

■緊縛写真の急激な普及■

2010年代になるとSNS、スマホカメラ、デジタル一眼の普及で誰もがカメラマン状態で、マニアックなジャンルの緊縛写真が急激に一般化した時期だと思います。この時期は緊縛師を名乗る胡散臭い人達がわらわらわいてくると同時に、緊縛写真が商売SMの人達の宣材写真的な地位を得るようになって、良くも悪くも緊縛写真がひと目について、身近になりつつ、緊縛自体の意味合いも急激に多様化していったように思います。緊縛と写真を1人でこなす人も急激に増えた時期だと思います。

私自身の緊縛写真歴をまとめると、
・2004~5年に緊縛写真に興味を持つ。
・2008年~スマホが普及しだす頃から記録用として撮る。
・2016年~写真として意識して、美しく縛って撮るという事を始める。
・2019年~デジイチカメラにて写真を撮るようになります。

SMでの緊縛は美しく縛る必要はなく、SM行為を行う際の拘束する手段です。SMでの緊縛とは全く違う、飾り縄、見せ縄、撮る為の緊縛というのが実に奥が深くて楽しくてハマる事になります。ただ、私は自分のSMパートナーしか縛りたくないし、撮りたくもないので緊縛写真を撮る機会が少ないという悲しさがあります・・・。

空を撮ったり、

花を撮ったり、

景色を撮ったり、

作った料理を撮ったり、

しつつ思う存分緊縛写真を撮りたいぃぃぃぃぃぃという欲求に身を焦がしていますw次回も緊縛写真を掘り下げてみたいと思います。

前回の記事

Twitter


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?