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穢シ王スートラ;小説;pilot #01


穢シ王スートラ;小説;pilot //微光、朝。…の #01
 
;-2023.11.29. //在原篁-sāsya
;//微光、朝。…の/くれないを、もう/見たのだろう?この/破滅を。あざやかな//
 
若い、若すぎる友人≪沙ゝsāsya≫に概要が必要だと言われた。依って以下、記述しておく。≪壬生清雪、または穢シ〇、または穢シ王。そう名づけられ、または呼ばれたある人物の架空の伝記。
その夏、ドラム缶に、コンクリートづけにされた遺体が見つかる。少女のそれ。監禁のうえ複数人に暴行されたらしい惨殺死体。検死中、ひらいた腹部より生きた胎児が発見された。強姦に、受胎していたのだ。胎児は遺族に依って引き取られる。母親の、祖母がつけた名前は清雪。
3歳。引き取られた遺族の一家惨殺事件に依り孤児に。遺族父を取材していた作家が引き取る。彼は孤児を、穢シ〇(エシマル)と呼んだ。
7歳。じぶんの手で惨殺したしろ猫、しら鷺、しろ蛇を接合し、キメラを生み出す。美声のそれを、迦陵頻伽(カラヴィンカ)と名づけた。頭部は猫、躯体は鳥。蛇尾をもつキメラ=迦陵頻伽は、つねに穢シ〇に依り添う。かの女にしたしんだから。かつ、復讐を遂げるために。
9歳。穢シ〇はみずからの両目を抉る。…もう、見るべきものなどなにが?
11歳。みずからのみぎ手を切り落とす。あたえる。じぶんを強姦した少年に。彼を、あるいはほほ笑ませてやるために。
13歳。ひだり手を。滅びるしかない恋のために。
15歳。祇樹(ぎじゅ/ジェータ)孤独者救済園に収容される。そこには沙羅の大樹の雙樹がある。狂人たちが穢シ〇の最初の伴侶となる。いつしか、穢シ王と呼ばれた。あるいは、ひとつの辛辣な揶揄として。
30歳。すでに穢シ王は、宮島の海辺で般若という名の、うつくしい19歳と出逢う。いままでに、999人を殺し、999人を破滅させ、999人を壊したのだとも知る。般若は、…穢シ王、また迦陵頻伽と共生する/999人殺しなど他人たちが掻き立てた妄想にすぎない/穢シ王を海辺で殺す。
穢シ王は、すべてのひとびとをその、すべての苦悩から解き放つ。≫作詩、推敲は≪沙ゝsāsya≫。原文は在原が作成した。計画としては7篇からなる。涅槃變、檀那(Dāna)變、尸羅(Śīla)變、羼提(Kṣāntiクシャーンティ・せんだい)變、毘梨耶變(Vīrya)變、禅那(Dhyānaディヤーナ)變、般若(Prajñā)變。以下はそのパイロット版。または粗描だが微光
 
   朝?
 
   微光、朝。…の ;quatrain
   くれないを、もう
   見たのだろう?この
   破滅を。あざやかな
 
   あっ
    あっ
   ええ
 
死霊らよ。語れ
 
   ざやか
 
   え?
    な、な
     …ええ
   あ
 
むしろ、ささやきを。その、ささやきを以て
 
   なにも…なっ
   滅びはしなかっ
    あっ
     なにも…なっ
   なにも
    …ええ
     なにも
   すでに滅びていたにもひとしく
 
   生まれはしなかった
    すでに、滅びていたにもひと
   なにも、すべて
    滅びはしなかっ
   すでに…ええ
    なにも…なっ
   息づかい、赤裸々に
 
   傷みはなかった
    すでに滅びていたにもひとしく
     なにも。すべて
   なにも、かすり傷さ
 
   ええ
 
…え?
 
   ええ、
 
   傷ついていさ
 
…え?
 
   ええ、
 
   わずかにも
   そう。もう
 
   叫びは、すでに
 
   ひびきわたっ
 
あ。
 
   あ。叫びだっ
    傷ついていさえ
   もはや、…った。た
    も。え?わずかにも
   ただ、その
 
   あ。ささやきは
    そう、もう
     すでに叫びは
   または
 
ええ、…ささや
 
   ほほ笑みさえもし…もはや
   ええ、微光
   この
 
語れ、死霊らよ。ささやきを以て
 
   微光に。…の
    ほほ笑みさえ
   の、翳りに。朝
    さえもし、もはや
   の、やさしい
 
   いっ
 
   やさしいすぎていた
    ええ
     と、ふと。微笑
   綺羅めきの
 
   ら、の
   …微動
 
   を
 
ささやきを、ひびきのない
 
   不滅。不生。不壊
 
ささやきを、…をも。ささやきを以て死霊らよ。かぞうべくもな
 
   いまだ、だから
    ら
   うまれおちない息吹きのように
 
死霊らよ。おまえたち、色彩のない
 
   おいさらばえた
    いまだ、だから
     …えた
   あれら、あの
      だから!
    うまれおちない息吹きのように
     …の
   あのものたちさえ
 
なんら
 
   さえも!…ただ
   やつれ、ええ
   おとろえ、え?
 
痕跡もな
 
   て、…ええ。ゆくのをその
    みずみずしくも
   衰弱を。はなやいだ
    わかやいだ、ええ
   衰微。敗北に、…そう
 
ささやきを
 
   微光に。…の
    と、感覚。ふいに
     おとろえてゆ
   翳りに、やさ。朝の?やさしい
    なに?湧きあがっ…この
     色彩。で、すらあっ
   いっ
 
   綺羅めきの
 
   寂静。圧倒的な
      だれも、ええ
    あっ
     しなかっ、ささやきさ
   ざわめきに。…の、轟音に
      ささやきなど。しな
    あっ
     ええ!いまだなにものも、だ
   澄ますこと。耳を
 
   あっ
    わたしたちはせめてしあわせであるべきでしょう?
   あっ
 
   わたしたちはせめ
    あっ
     …え?
   たしたちはせ
 
   …ええ
 
焔のように、ひびきのように、月の、あの…あっ、
   焔。焔の
      わたしは、そして
みずの中。そこに
   の、ようにひびき
      しかも。あくまでも
映えた、ゆらぐ
   ひびき。…の
      幸福であっ
月のように
   の、ようにみずの
      あって、いいの

 
   息吹け。それら
   息吹くなら
 
   わたしはすべての
    息吹け。それら
   あなたがたにはしあわせを
    息吹くなら
   すべて。すべての
 
   須臾の、しあわせを
 
   願った。あらゆる刹那にも
    息吹け。それら
   だから
 
   あっ
 
 
 
 
 
 
;散文、そして旋律のない音声のためのフーガ//なに?/たとえるなら/それら//
 
   微光、朝。…の ;quatrain
   くれないを、もう
   見たのだろう?この
   破滅を。あざやかな
その時、穢シ王は宮島にいた。厳島祇樹孤独者救済園に収容されたために。そこに躬を落ち着け、だから精神疾患者等数十人とともに。よって穢シ王はその最初の眷属を得た。いわゆる狂人ら。狂気のひとと名づけられ、ひととひとびとまたその口と口々それぞれに、破綻したものたちと呼ばれた狂人ら。容赦なきものたち。介護者は十名程度。かれら、かの女らの激務は窮まりもなかった。いたずらな労苦にただいたずらに苛まれるしか
   あっ、綺羅
      花?
ない。時に
   が、綺羅め
      …叫びなさい
穢シ王は
   きが。め、綺
      と。…ささやくかに
宮島にいた。祇樹孤独者救済園に
   が、綺羅
      花たちは
入所するため。そこに躬を
   め。…え?
      花々。花た
落ち着け、だか
   ら。綺羅
      滅びだろうか?あれら
         が、綺羅め
ら。かれ
   ら
      花々に、ゆらぎゆらぎあ…あ。綺羅めきは
         きが。め、綺羅
ら。または
   らめ、ら。綺
      刹那の
         が、あっ。綺羅
かの女
   ら
      滅び?あるいは
         め、…え?
ら。それ
   ら、羅め。だから、その
      生成。はっ
         ら。ら、綺羅
ら、すでに収容されてい
   海にも。ら…ん?
      発生?あれら
         らめ、ら。そう、叫ばれたかに
た、精神疾患者等数十人たちとともに。よって穢シ王はここにその眷属を得、それら
   ささやきは、または
狂人ら。狂気のひとと
   叫びのように
名づけられ、ひとと
   ふれはしなかっ
      いつでも、もう
ひとびとの口と
   傷みには、ええ。ふれ
      そう。かさりあっているものだか
口。また口に狂人と
   ら、られはしな
      ら。ささやきは
呼ばれた
   ええ。かなしみにも
      いつでも、もう
破綻のひと
   ふれら…まして
      そう。つらなりあっているものだか
ら、あるいは容赦なき
   え?
      ら
         らっ
き、もの
 
   なに? ;aria
   たとえるなら
   それら
 
   らっ。咲きすぎた
 
らっ
 
   れら、花
   花?
   あっ…
 
   すてきでしょうね?
   ら。…
 
容赦し得
 
   あっ
 
得、なかったものたち。介護者は
   吐く。息を
      ね?どうして
         った。散る、の
十名程度。か
   そっと。だから
      死んではならないの?
         だった!大量に
れら、…か。または
   こんな、すばらしい
      滅びてはならないの?
         花。しろい
かの女らは
   晴れた日にも
      ね?どうし
         った。散りあうの
労苦に、…か。さいなまれた。ひたすら
   花?
      な
苛酷な
   なっ
      花?
までに。頌すらく、
 
   なに?  ;aria
   たとえるなら
   それら
 
   ら。咲きすぎた
 
   花。花たち
   あっ…花。あえて
 
   なに?
   たと…花。ええ
   花たち
 
   あっ…花たちに?な
 
   ぜ?わたしたちはなぜ
   なおもほほ笑みを
 
   なぜ?わたしたちは
   うかべようという
 
   ん?
 
   ええ。努力を?無駄な
   あるいは
   徒労にだけ終わるべきにちがいないだ
 
   ろう
   ろ
 
   花たち。花
   …と?たとえるなら
   な、な、な、
 
   なに?な
   なんでしょう?
 
   花。花たち?
   な、すでにわたしはいま
   幸福なん
 
   な、な、ええ
   え?
 
   なに?咲きす
   ぎ、いっ
   咲きほこりすぎて仕舞っ…増殖
 
   ら。花
 
   な、花
 
   花?
 
 いつ…そう。あれらつだ!いつだ!花たちは、 ;recitativo
    鬱?
       ええ
          理不尽に、…やや
 引き裂くのだろう?いつ、空間を。あざやかす
    はなやかな?
       ええ
          無造作に、…やや
 その。ぎた色彩を
    鬱?
       ええ
          無防備な、まで…やや
 色あいをもって
 
   なに?  ;contrapunctus
      と、ながし目に…ふい
    ささげよう。狂人たちには
     赦しがたいのではないですか?
   たとえるなら
      の。踏みにじろうと?
    花を。あるいは
     たとえば激しい、しい、いっ。雨
   それら
      返り見の瞬間
    なんっ。色あざやかな、って。なんっ
     雨の日の花たちは
   咲きすぎた
 
   花。花たち
      と、ささやきの、の。さえもの一音もないま
    を、なぜ?
     耐えがたいのではな
   花。あえて
      ま、…ええ。踏みにじろうと?
    咲きすぎた
     いですか?たとえば、微笑。…の繊細な背後に
   花。花た
      くちびるを、そう
    えて。あ、れら。あっ
     見えた花。花は
   ち。花たちに?
 
   に、なに?
      を、なぜ?
    あえて花々。あれらいわ
     ささげておこう。わたしたちに
   たとえるなら
      咲きす…見て!ぎた
    ばっ。窮まりのない?
     の、傷みの、の。日々に
   それら
      えて。あ、なんて!れら。あっ
    の、散乱。そう
     花を。花ばっ、あえて
   …を。咲きすぎた
 
   花。花と?
      を、…花?ら、あやうくひらきかけていた一瞬に
    散華。そう
     を、なぜ?
   たとえるな
      くちびるを。あるいは
    わたしたちは
     咲きすぎた
   なに?…ら。すでに
      なやましい、その
    沈黙しているべきでしょうか?
     えて。あ、れら。あっ
   咲きすぎた
 
   花
      かかとに。くちびるが
    似合うよ。あなたには
     の、歓喜。赤裸々なよろこびの日々に
   花
      ひらききら、な
    も。にも、あれら
     ささげておこう
   なっ
      ら、な。いままに
    ふりそそぐ
     の、憩いの。…の、日々に
   花
 
   と、花
      を、なぜ?
    花?ふりそ
     くいのではな悲しみにくいのではな
   花たちに?あえて
      咲きす…ええ。ぎた
    絶望的なまでに
     いですか?たとえば朝に、た。散っ
   花ら、あえて
      えて。あ、れら。あっ
    似合、あ。無慈悲なま
     散っていた花は
   花ち、と?
 
   と、せめて
 
 いつ、そう。あれら花た…容赦なき。引き裂くのだろう?空間を、容赦なくあざやかすぎたあの色彩をもって ;recitativo
    満たせ。あなっ
       ほほ笑みで、赤裸々な
          な、たはあなたをも
 ええ
 
   満たせ。笑み ;canon
   ささやきで、すでに
   赤裸々な
   ええ
 
   花。花たち
    充ちなさい。ゆらめき
   もう、見あげれば
    綺羅めきの。…たちの!微動
   る、までもなく
    ええ。わたしたちは
   見える?
 
   散りかうのだっ
    ことばを、思わず。なっ
     満ちた?翳り
   あう、あっ
    を、うしなうのだったが
     ん?ほほ笑みたちは、もう
   散りあうのだっ
    まさに、った。ひたすらに
     ええ。散乱していよ
   花。しろく
 
   花。せつない
      充ちよ。ささやき
    冴えた日だっ
     散りかうのだっ、だ
   綺羅めきは、…どう?
      ゆらめきは、すでに
    すこやかな、ええ
     あう、だっ
   傷つけますか?
      だっ、あ
    自傷?花は
     散りあ、あ、
   あなたをも
 
   狂人たちは、すべて
      綺羅めきが、すでに
    傷を?花は
     わたしたちに返せ
   影を踏む。だから
      目舞わせま…どう?
    血にまみれさえも
     健康を。せめて
   わたしにおなじく
 
   すべてをも。ささやき
    しな、な。い
   ゆらめきは、もう。すでに、すで
    ままに?いわば
   赤裸々な
    新鮮なまま
   ええ、…に
 
   花。花たち
      花。いたましい
    満たされていた。綺羅めき
     目覚めたままに!
   もう、見あげれば
      笑みを、ほほ笑ん…どう?
    翳りたちの微動
     ねっ。…ありますか?あなたは
   る、までもなく
      拒絶するがいいん
    ええ。ん、だっ。わたしたちは
     まばたいたことが?…あ
   見える?
 
   散りあうのだっ
      あっ
    まなざしを、思わず。なっ
     充ちあふっ…笑み
   あ。かう、…え?
      あっ
    さまよわすのだ、が
     ささやきたちは、もう
   散りかうのだっ
      あっ。…った
    切実に
     ええ、飛散。え?
   花。せつなく
 
   花。いたましい
      満たせ。ゆらめき
    冴えた日だっ…あ
     散りあうのだっ、だ
      綺羅めきで、すでに
    やや、鬱。鬱の?
     かう、あっ
   目舞わせますか?
      赤裸々な
    自傷?花は
     散りか、…ええ。この悩み
   わたしをも
 
   狂人たちは、すべて
      翳りらに、すでに
    傷を?花は
     返せ。わたしたちに
   影を踏む。だから
      いらだた…どう?
    悲鳴のひびきをさえも
     完全性を。せめて
   あなたにおなじく
 
   満たせ。ゆらめき
    はっ。はっ。さぁ、叫ぼうか?
   綺羅めきで、もう。すでに
    な。に、…あっ
   いっ。赤裸々な
    ええ、みなぎっ、いっ。たま
   ええ
 
   花。…ま!花たち
      花。うとましいほどに
    充ちなさい。翳り
     みなぎったままに!眠りに、ふかい
   もう、見あげれば
      ささやきを、…どう?
    ほほ笑みに、が。微動
     ねっ。…ありま、が。あっ。なたは
   る、までもなく
      打ち消すがいい
    ええ。わたしたちは
     息を、さ。吐いたこと
   さえも。見える?
 
   散りかうのだった
      充ちよ。綺羅めき
    吐息をも。思わ…あっ
     満ちた?ささやき
   あう、あっ
      微動。翳りの、もう
    飲み込んだのだ、だ
     すでにあれら俊敏なゆらめきたちは
   散りあうのだっ
      赤裸々な
    あ。残酷なくらいに!
     ええ。飛びかっていてくださ
   花。いたましく
 
   花。うとましいほどに
      あっ
    あっ。冴え…え?た、ええ。沈黙
     散りかうのだっ
   綺羅めきは、…どう?
      あっ
    すみやかな、あっ。ええ
     あう、あっ
   いらだた…ん?
      あっ
    自傷?花は
     散りあ、あ、あ。かっていませんか?
   ゆびさきをも
 
   狂人たちは、すべて
      ほほ笑みが、すでに
    傷を?花は
     わたしたちに、いっ。返せ
   影を踏む。だから
      いやしま…どう?
    かたむきの、その一秒をさえも
     固有性を、…え?
   花にも、そう。ひとしく
 
   すべてをも、も。充ちよ。綺羅め
    見せはしな、…嘘だ!
   翳りの、もう。微動たちがすでに
    ぜんぶ、ぜん、嘘?
   赤裸々な
    息吹いたままに
   ええ
 
   花。花たち
      花。めざましい
    満たされていた。充たさ、笑み
     目覚めたままに!
   もう、見あげれば
      ゆらめきを、…どう?
    ささやきで、微動
     ねっ。…ありますか?あな
   る、までもなく
      破壊するがいっ、轟音。いい、この
    ええ。いっ、わたしたちは
     つぶやき声をもらしたことが
   あ。見える?
 
   散りあうのだった
      あっ。あ、かう
    眉を、思わず。なっ
     充ちあふれているでしょう?…ゆらめき
   あう、…え?
      かっ
    ひそめか…あ。かっ
     綺羅めきたちは、もう
   散りかうのだっ
      あっ
    いたましいまでに
     ええ、飛散。え?
   花。うとましいほどに
 
   花。めざましい
      満たせ。…せ、翳り
    冴えた日だっ、やめて
     った、散りあうのだっ、だ
   綺羅めきは、…った。どう?
      ほほ笑みたちの充溢は、すでに
    や、…だめ。はずかしがらな
     かう、あっ
   いやしましたか?
      赤裸々な
    自傷?花は
     散りか、…ええ。くるしみ
   手首をも
 
   狂人たちは、すべて
      ささやきに、すでに
    傷を?花は
     返せ。わたした
   影を、影を、影を。執拗に踏みだから
      たのしま…どう?
    血に、あるいはまみれさえも
     日常を、あっ
   影にも!…なに?おなじく
 
   満たせ。すべてをも、翳り
    ええ。わたしの健康
   もう。ほほ笑みで、すでに
    な、ままに?いわば
   赤裸々な
    な、直立のそのままに
   ええ
 
   花。花たち
      花。さわがしい
    充ちなさ、さ、さ。やき
     ふかい眠りに!
   もう、見あげれば
      綺羅めきを、…どう?
    ゆらめ、…の。微動
     ねっ。…ありま、ま。あっ
   る、までもなく
      拒絶するがいい
    ええ。わたしたちは
     息を、さ。とめたこ
   えっ…見える?
 
   散りかうのだっ、なぜでしょう?これら微妙な違和
      充ちよ。…わっ!笑み
    ことばを思わず。わっ
     満ちた?…うしないまし、綺羅めき
   わう、あっ
      ささやきで、すでに
    にぎわ、ええ。さまよわすのでしょうが
     翳りたちは、うっ。もう
   散りあうのだっ
      うっ。赤裸々な
    残酷なくら…あう、あ。屈辱的?
     ええ。氾濫していよ
   花。…て、いてください。せめてめざましく
 
   花。さわがしい
      あっ
    冴え、あ。ん?残光のような一瞬の
     散りかうのだっ
   綺羅めきは、あ。…どう?
      あっ
    すがすが…え?ええ
     あう、あっ
   たのしませまし
      あっ
    自傷?花は
     あ。散りか、あ、
   くるぶしをも
 
   狂人たちは、すべて
      ゆらめきがすでに
    傷を?花は
     傷を?わたした、ええ、った。返せ
   影を踏む。だから
      悩ませま…どう?
    ひびきをさえ、悲鳴の。を、さえを
     固有性を、…も。え?
   花にも、も。ひとしく
 
   すべてをも、もう。にも、もうだから充ちよ。笑み
    あげはしなかっ
   ささやきで、った。すでに
    あげはしな、…った。飛べる?
   った、赤裸々な
    あざやかなままに
   ええ
 
   花。花たち
      花。しろい
    満たさ…花。れていた。ゆらめき
     目覚めたままに!
   もう、たちっ。見あげれば
      翳りたちを、…どう?
    綺羅めきが、花?微動
     ねっ。…ありま、と。ふいうちの微動
   る、までもな。しかもやわらかな
      打ち消すが、微動。いい
    ええ。わたしたちは
     かしげたことが?頸を
   見える?
 
   る。散りあうのだっ
      あっ
    る。まなざしを、思わず。なっ
     充ちあふっ…る。翳り
   るるっ…え?
      あっ
    飲み込んだの…え?
     ほほ笑みたちは、もう
   散りかうのだっ
      あっ
    切実に、かっ
     ええ、あうのだっ飛散
   花。…え?さわがしく
 
   花。ええ、しろい
      満たしてくださいま、ささやき
    冴えた日だっ
     せんか?散りあうのだっ
   綺羅めきは、…どう?
      った微動。った、ゆらめきの、すでに
    もう。やや、なまぬる…いいえ!
     あう、あっ
   悩ませますか?
      赤裸々な
    自傷?…かっ、あ。花は
     散りかいながすかな、そう。わずかばかりの恍惚もなく
   見晴るかす
 
   狂人たちは、すべて
      綺羅めきに、すでに
    傷を?花は
     わたしたちに返せ
   影を踏み、だから
      傷つけま…どう?
    一秒未満のかたむきをさえ
     完全性を。…も、せめて
   わたしにおな
 
   すべてをも
   もう
 
 
 
;穢死王修多羅

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