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JIRITUSINKEI

簡単に「自律神経を整えましょう」なんて最近言葉にしにくい自分がいる。
なんだかわかったような気分になるのが嫌なのだ。
脈打つ心臓やぐるぐると鳴るお腹の内臓は窓の向こうの風にゆれる木々や散歩する猫と同じ「自然」だ。が、人間は言葉を持ちその自然の外にはみ出して「こころ」なんてものをもってしまった変な生き物で
今日では血圧計の観測された自分の内なる自然にぎょっとしたり喜んだりしている。
外部から観測した自然科学のもつ統計データーの普遍性にチューニングをあわせるこころの正しさもあるけれどもう一つの普遍、大きないのちの流れとか東洋でいえば「道」とか「自然(じねん)」を感じるこころの正しさもあるように思う。
本人や治療する人が自律神経を整えるのではなくて、せいぜい私たちができる最大のことは、未知に溢れた「道」につながる内なる自然でもあるJIRITUSINKEIをなるべくそっと邪魔しないことくらい
かもしれないのだ。


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