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社会人や既卒が医師になるには


こんにちは、麗麗です。

大学を卒業してから、社会人になってから、

やっぱり医師になりたい!

と思った場合、どうすれば医師になれるのか紹介します。

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医師になるには

医師になる上での第一関門、

それはどこかしらの大学の医学部あるいは医大に入ることです。

日本には約80校の医学部医学科が存在しますが、

その中のどこかに入学します。

そして6年間の教育を受け、医師国家試験に合格し、

さらに2年以上研修医としての経験を積んで

ようやく一人前の医師として活動できます。

入学してから8年かかるわけです。


最初に書いた通り、

医学部あるいは医大に入らない限り医師にはなれないのです。
※日本国内に限ったお話です


私のように医学部以外の大学(大学院)を卒業した人が

医師を目指すには改めて医学部に入学する必要があります。


再受験と学士編入の違い

一度大学を卒業した後に医学部に入る方法は主に2つあります。


再受験とは

高校生の頃に受験した一般受験です。

条件を満たせばおそらくどこでも受験できると思います。


”高校生が大学に進学する際に受験するもの”

というイメージがあるかもしれませんが、

既卒の人が再受験することも可能です。


内容は筆記試験と面接ですが、

学力勝負!!なイメージがあります。

基本的には年齢やバックグラウンドはあまり関係なく、

点数を取れれば受かります。(たぶん)

とにかく勉強!ゴリゴリ勉強!が苦でないならば、

最も確実な方法だと思います。


学士編入とは

既卒の人を対象にした編入試験です。

全ての医学部が編入試験を実施している訳ではないのですが、

国立であれば28校(2020.11現在)

私立であれば3校(2020.11現在)

実施しています。

参照


内容は筆記試験と面接で、

面接のウェイトが大きいことが再受験との大きな違いです。
※大学によります

筆記試験を高得点でクリアした後、

面接でいかに周りと差をつけるかが勝負になると思います。

自分のバックグラウンドに強みがある方や面接に強い方は

編入試験が有利になるかと思います。​


学士編入の特徴

私の経験を踏まえて学士編入の特徴をまとめました。

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受験科目

学士編入で基本となる受験科目は生命科学医学英語の2つです。

大学によっては更に物理・化学、数学、適性試験が必要になります。

また大学によっては小論文を課す場合もあります。

基本科目が2科目と、一般受験と比べて対策する科目が少ないのが

学士編入の特徴です。


筆記の科目が少ないかつウェイトが低いならチャンス…!

と思いきや、学士編入ならではの難点がいくつかあります。


試験範囲がナゾ

表題の通り、ナゾです。

筆記試験では生命科学、医学英語どちらも高校の範囲を超えた

かなり細かく難しいところまで聞かれるため対策が難しいです。

筆記試験に限っては

医療系の方や生物系の研究をしている方、また英語が強い方が

有利なのかなと個人的に思いました。


倍率が非常に高い

一般入試と比べて非常に倍率が高いのが難点です。

年度や大学により異なりますが、募集人数は5~20人と少なく、

倍率はだいたい15~40倍になると思われます。

某掲示板からガチャ呼ばわりされるくらい(笑)競争率は非常に高いです。


複数校の受験が可能

倍率は高いのですが、

編入試験はだいたい5月から11月までバラバラと実施されるので、

スケジュールさえ押さえられれば何校でも受験することができます

ちなみに私は10校受験する予定で、実際には5校受験しました。


まとめ

既卒から医師を目指すには医学部に入る必要があり、

その手段としては再受験と学士編入があります。

学力勝負で確実にいくなら再受験

生物・英語に強み&面接重視なら学士編入

というイメージです。



なぜ医学部編入しようと思ったのか、

予備校に入るべきか、

具体的な勉強法、

勉強以外にも苦労する落とし穴、

編入試験・面接の感想などなど

これから書いていきます。


最期までお付き合いいただきありがとうございました。

引き続きよろしくおねがいします。

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