被爆三世の朱雀 麗です

こんにちは、はじめまして😊
被爆三世(被爆者の孫)の朱雀 麗(すざくれい)と申します。
神奈川県原爆被災者の会 二世・三世支部に所属しています。

いま2歳0ヶ月児のママをしながら、
2〜3ヶ月に一度和風シンガー(歌手)を
月に2回女剣士(剣舞→音楽に合わせて剣術＆日本舞踊)をしています。
一年に数回着物モデルもやります。

袴に着物と刀、剣舞の女剣士の格好です

先月94歳で亡くなった祖父は、広島の被爆者です。
広島陸軍幼年学校(陸軍幹部を育てる当時のエリート中学校)在学中、15歳で被爆しました。

数年前までは、私が被爆三世である事を
公表しない方がいいとおっしゃった方も
少なからずいらっしゃいました。
それは私が差別や偏見にさらされないようにと
心配していただいたためです。
そのお心遣いには、非常に感謝しています。

しかし、差別を恐れていては
日本の平和を守り続けることはできず、
世界から核兵器をなくすことは
夢のまた夢になってしまうと思っています。

先月祖父が亡くなって
祖父宅からたくさんの資料が見つかり、
祖父がどのように被爆したか、
同級生で被爆し亡くなった方は誰なのか、
はっきり分かりました。

この事が私の背中を押し、
先月、祖父の被爆体験をまとめて
鹿児島県南九州市知覧町で開催される
平和スピーチコンテストに応募しました。

南九州市知覧町は特攻基地があった場所です。
陸軍沖縄戦の特攻隊員1,036名のうち、
439名がこの地から出撃しました。
特攻隊員の遺品や関係資料が展示されている
知覧特攻平和会館の隣、知覧文化会館にて
毎年8月15日終戦記念日にスピーチコンテストが開催されています。

先週、スピーチコンテスト事務局から
一般の部の4名に選出されたとの連絡が入りました！
思わず亡き祖父の写真に向かって、
「通ったよー！」と報告してしまいました。
既に作品集への掲載と賞状は確定しています。

知覧文化会館で実際にスピーチできるのは、
一般の部はたった1人(優勝者のみ)です。
月曜日にスピーチ録音データを提出しまして、
あとは審査を待つばかりになりました。
25%の確率なので分かりませんが、
選出されましたら精一杯スピーチしてきます！

生まれて15日目の息子と、ひ孫を見るため
酸素ボンベを引きやってきた当時92歳の祖父

こちらでは、
①祖父の被爆体験や陸軍幼年学校について
②自身の平和活動について
③2歳児＆ママの外出体験記
④音楽活動や剣舞について

書いて行く予定です。
どうぞよろしくお願い致します。

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