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2024年2月25日 好意的な距離感

 敬語の使い方は、試験にもよく出題されることから、数多くの本が出版されています。敬語は、様々な状況や異なる立場の人に対して、正しく過不足なく使わなければならないため、苦手としている人も多いでしょう。
 例えば、「食事をお召し上がりになられますか」などと耳にしますが、「召し上がる」「られる」に「お」まで加わった三重敬語は過剰で適切とはいえません。
 「お電話番号をおっしゃってください」は、表現の面では、「お電話番号」「おっしゃる」と丁寧な言葉遣いであるため、問題ないように思われます。
 しかし、内容を普通の言葉に置き換えると「電話番号を言ってください」となり、表現は丁寧でも相手に命令していることになるのです。尊敬の気持ちを込めるなら「お電話番号をお教え願います」となります。
 敬語の本質は相手との「好意的な距離感」です。畏敬となれば距離感は遠くなり、敬愛となると少し縮まります。敬語を含めて礼儀作法やモラルは、そうした距離感が生んだ文化です。敬語に親しみ、相手を敬う心を養いましょう。

今日の心がけ◆正しい敬語を使いましょう

出典:倫理研究所 職場の教養2024年2月号より引用


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【1】 著者の個人的な感想

元サービス業なので、敬語についてはそれなりに身についています。しかし、好意的な距離感をつかむための敬語といわれるとちょっと難しいものです。

接客をしていると、たまに距離感の縮め方が変な人がいます。初対面でいきなり恋人の距離感だったり、敬語がまったく使えなかったり…。とはいえお客様なので無下にもできません。皆さんはこういうときってどう対応していますか?

私の経験では「正解はなく、相手による」ので、思ったように対応するしかないと感じました。私はそんなとき、心理学でいうところの「ミラーリング効果」で対応します。

子供と話すときに、目線を合わせてわかりやすい言葉を使うのと同じ感じですね。とにかく相手の距離感、言葉遣いに合わせるんです。人との距離感がはかれない人はおすすめですよ。

さて朝礼では。

今日の内容で大切なのは、相手を思いやることにあります。相手がどう接してほしいのかを考え、好意的な距離感が保てるようにしてみましょう。


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【2】 意見を述べてみよう

敬語は社会人なら使えるのが当たり前みたいなことろがありますが…

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