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写真を撮るわたし

20世紀の末から起こった第三次産業革命と言えばインターネットの登場ですが、カメラの世界もデジタルに席巻されていったのがその頃です。スマホのカメラの画質も格段に良くなり、ライカが監修したレンズを搭載したスマホも販売されていて、その画質に本当にびっくりします。

いつもポケットに入っていて、取り出せばすぐに高画質の写真が撮れるスマホ。画像記録装置として、これしか持っていないという人も増えています。というか、こちらの方が多いでしょう。

それと同時に、プリントする文化もなくなりつつありますね。写真を人に見せるのはSNS経由ですから、本当にプリントはしなくなりました。たまにすると、やたらアンダーな写真になっててびっくりしたり(笑)。

スマホにはファインダーはありませんが、一眼で撮るときは、よほどローアングルで撮りたい場合を除き、ライブビューワーを使いません。ファインダーを覗くというこの行為が、わたしにとっては『写真世界へのスイッチ』なのだと思います。

カメラを持ってぶらぶら歩き、面白そうな被写体を見つけて、ファインダーを覗く。この流れから、撮影モードに切り替わります。そうなるとお腹が空いていようが喉が渇いていようが、それらのことは忘れてしまう。真夏に熱中症になりかけたことも、一度や二度ではありません。

そして、ふと我に返った瞬間に、『お腹空いたー』『喉渇いたー!』と現世に戻ってきます(笑)。

わたしは、いつか『祈りの形』を撮っていきたいという思いがあります。まだまだそこを表現するには足りないから、これからもひたすら撮り続けるのみです。



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