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通り過ぎるのを待つ

喜怒哀楽だけでは説明しきれないくらい、感情というのは色々な表情を持っています。

余談ですが、フラ・アウアナと呼ばれる現代フラ(ウクレレなどの音楽に合わせて踊るもの)は笑顔で踊るのが基本なのですが、フラの先生に「悲しい歌は悲しいなりの笑顔で踊る」と、とても難しい注文を出されたことがあります。これはなかなか大変でした。ハワイアンは、こういう複雑な表現をいともたやすくやってのけてしまいますが。

さて、怒りという感情があります。手がワナワナと震えたり、頭にカーっと血が昇ったりするアレですが、これは二次的な感情です。なぜかというと、その根っこに別の感情が隠れているからです。怒りは表面的なものなのですね。

だから、怒りは深呼吸するとおさまります。だけど、根っこの感情をしっかり見つけ出しておかないと、何度でもぶり返します。まるで蚊に刺された跡のように、条件が揃えば発動します。

わっと来てざっと去るゲリラ豪雨は、まるで怒りの感情のようです。

怒りに任せて人間関係やものを壊したりしないためには通り過ぎるのを待つのが一番ですが、根っこにしっかり向き合って、そこのコジレをほどくことが必要なようです。

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