子供のつく嘘を楽しんでみる

コロナ禍で学校が休校になった2020年3月から、1年以上が経過しました。

子供たちの通う学校はあいかわらず完全には戻っておらず、

息子はいまだに授業は週2回学校に通うのみです。

学校に行かない日は自主学習で、出された課題とオンライン学習、そして読書をして

その中の3冊を選び、日本でいう読書感想文を先生に提出する事になっています。


以前の掛け算の話でも書きましたが、基本的に私も主人も完全放置はしませんが、基本、本人のやる気を待ちます。

子供のアカデミック全般は我が家は夫にお任せなので、私はちょいちょい小言を挟むのが仕事です。(これをいつも辞めるように、何度も注意されるのですが。笑)

さて、その3年生の息子ですが、超正直者で嘘が全くつけない男です。

たまにごまかしてもバレバレなのですが、最近は自主学習の日にやるべきはずの課題をやりません。

提出する宿題はやっているので、先生からも何も言われません。

家でもプッシュされないので、基本的に誰もやりなさい、と強くは言いません。

それでも、テストの前には勝手に勉強しているようだし、授業でちょっとクリアではなかったところは、その日の夜にダディー、教えて と言いに来るので、多少の事は目を瞑っているつもりです。

が、しかし。

すごく勉強をやってる風に机に向かい、読書感想文をキーボード(最近は提出物はほとんどパソコン入力です)を異様にカチカチ早くタイピングしながら、今すごく課題を頑張っています、の工作をしているんです。(笑)

キーボードでカチカチ音を鳴らしてタイピングしているような雰囲気を出しつつ、本当はオンラインのライブラリーで借りた、チャプターブックではなく漫画を何時間もずっと読んでいることを母は分かっています。

別に誰も部屋に入ったわけではないし、誰も課題をやれやれなんて言わないのに、分かりやすい演技が可笑しくって可笑しくって。

あぁ、こうやって子供は少しずつ親に隠し事をしていくんだろうな、だんだんと嘘も巧妙になっていくんだろうな、と、

息子の健康的な成長を後ろで見守る母でした。

何も言わないけど、見てるよ!知ってるよ!!

(けれど隠そうとしたということは、君は何をやるべきだったか、ちゃんと分かってたはずだね。)

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