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前回、人は7歳半ごろまでに自分で自分自身の事を「○○な人間である」とか「私は○○な性格」「○○なタイプ」とイメージを決定し、それは潜在意識の中に刷り込まれているとお伝えしました。

このイメージが、その人にとって行動する上でのいわば常識となるわけです。

大人になったあなたは、毎日たくさんの事を考え、行動しています。

そのベースの部分に幼い自分の思い込みが大きく影響を与えているということになるんです。

自分自身に対して、マイナスの自己イメージを持っている、自己肯定感が低いと感じていらっしゃる方は、この昔に作ってしまった自己イメージを手放せるかどうかで、今後の人生が本当にビックリするほど変わります。

では、潜在意識の中に刷り込まれている必要のない自己イメージをどのようにして手放していけばいいのでしょうか?

それでは、手放す方法についてお伝えします。

自分にとって必要のない、手放したい自己イメージを持ってしまうことになった過去の原因について考えてみます。

「自分が人見知りな性格で、人前で話せない」という悩みがある人がいたとします。

あなたが、その自己イメージを持つようになってしまったのは、いつだったでしょうか?

自分が人前で話すことに対して抵抗を感じるような失敗をした場面や親から言われた言葉などがきっかけとなっている可能性がありそうです。

自分の心の内側について見ていくことを「内観(ないかん)」と言います。

じっくり自分の心と向き合って内観し、原因となったところを見つけてみてください。

原因となった場面が見つかったら、その時に自分が感じた感情をもう一度味わってみてください。

悲しい気持ちになりましたか?
みじめさ?
それとも、悔しい気持ちがでてくるでしょうか?

どのような嫌な気持ちを感じたとしても、その感情を否定しないでただ味わってみてほしいのです。

人によっては、非常に苦痛を感じてしまうかもしれません。

でも、このネガティブな感情は、自分自身が思う存分味わいきってしまうと、手放すことが出来るんです。

幼い時に感じたネガティブな感情は、ふたをされた状態で癒されることなく、いつまでも潜在意識の奥底にとどまり続けていました。

そこをフォーカスすることで、癒されなかった心の傷を解消することが出来ます。

決して、否定しないでただ受け入れる、ずっとつらい気持ちを抱え続けてきた幼いころの自分を労り、なぐさめ思いきり抱き締めてあげてください。

「こんなにつらい気持ちを幼い〇〇ちゃんがずーっと一人で抱えてきてくれていたんだね。もう手放してもいいよ。今まで、ありがとう。」と優しく声をかけてあげてください。

このようなイメージワークを続けていくと、だんだん必要のないネガティブなセルフイメージが、ただ単に思い込んでいただけだったことを確信をもって気づけるようになると思います。

幼い自分の心が癒されたと感じられるまで何度かトライしてみてください。

大丈夫。

大人になった今のあなたは、幼い時よりもずっと強くなり、いろいろなことを経験し、乗り越えられる力を持っています。

幼い自分自身に、「大人になった私は、そのセルフイメージを持たなくてもちゃんとやっていけるから安心してね。」と声をかけてあげてください。

人見知りで人前で話すのが苦手だから、人前で話しちゃだめ!と幼い自分自身が自分を守るために、今までブレーキをかけてくれていたのです。

そのブレーキがなくても、たとえ失敗したとしても、大人になったあなたは、以前のように深く傷つくことはありません。

そのことを幼い自分自身に納得させてあげてください。

必ず、あなたにとって必要のない心のブレーキ、メンタルブロックは外すことができ、その結果本当のあなたらしさに出会い、本当の幸せを手にすることが出来ます。

ただし、時間がかかるのは嫌。

今すぐ、メンタルブロックを外したいという方は、次回に書くお話もお読みくださいね。

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