2023.7(鰻を食べに静岡、夏ドラマ)
■もう読まない本をどうするか問題
■うなぎの有名な三島へ
■「こっち向いてよ向井くん」が今どきの男女観を表していて面白い
夫婦二人とももう読まない捨てたい本を、本棚の下の床に山積みにしたままだったので、いい加減処分しようと決意。
資源ごみで捨てるのは何だかもったいなくて、ブックオフに段ボールで預かってもらう予約をした。
メルカリの方が高く売れるけど、メルカリはものによっては全く売れない。特に、少し前に流行った本が売れない。話題になった日本人作家の小説、自己啓発本は、ものすんごい量が出品されていて、需要<<<供給になってる。FACTFULLNESSとか、あんなに流行ったのに、定価の三分の一でももう誰も買わない。で、意外とマイナーな本が売れる。海外作家の本とか。定価に近い値段ですぐ売れたりする。
出版業界的には、古本を売買してほしくないのかもしれないけど。もちろん大体買うのは本屋です。
■うなぎの有名な三島へ
旬のものを産地で食べてみたいという夫の希望で、じゃあ夏だしうなぎをどこかに食べに行こうとなった。静岡の三島に美味しい鰻屋さんがいくつかあるらしく、三島へ。私はぶっちゃけうなぎ好きではない…けど、美味しいところならぷりぷりで美味いのだろうと思って行った。
ちなみに厳密には三島はうなぎの産地ではないのだが、水の都・三島の水が美味しいワケらしい。
富士山の伏流水から汲み上げた水でうなちゃんを何日か浸して、そのおかげで身がキュッと引き締まって生臭さが消えるそう。
三島は東京駅からこだまで1本なので快適でした。
桜屋にてうな重をいただきました。
ぷりっとしてて、臭みもなくて美味しかった。
街中には源平川などの小川が流れていて、雰囲気もいい感じ。
湧水が有名な柿田川公園もバスで行って疲れてティータイム。
■「こっち向いてよ向井くん」が今どきの男女観を表していて面白い
モテそうだけど10年彼女がいない33歳男が主人公のドラマ「こっち向いてよ向井くん」を見ている。
特に赤楚くんファンではないのでスルー予定だったけど、どなたかがレビューで「波瑠の顔したひろゆき」が正論を言いまくると書いていて、面白そうなので見ることにした。
33歳の向井くん(赤楚)は、とにかく彼女欲しい結婚したい!って思って、派遣で来た可愛い子にアタックしてみるけど、自分の勘違いで全く脈なかったり、若い子にアタックされるけど結局自分が好きになれず他の男性に鞍替えされたり、「あーありそう!」なシチュエーションが面白い。
若いこじらせ女子の恋愛ドラマは多いけど、30ちょいの普通っぽい男が主人公のドラマって珍しいし、最近のジェンダー観も反映していて見応えあります。
向井くんは10年前に別れた元カノ・美和子(生田絵梨花)を引きずっている。
美和子に「俺がずっと守るよ」と伝えた際に、彼女に「守るってなにから?どうやって?」と聞かれて、答えられなかったことが心残りになっている。それで、「給料も上がった今の僕なら守れる、はず!」と考えていたのもズレているけど、ありそう。
向井くんの妹・麻美(藤原さくら)の旦那・元気(岡山天音)が経営している、飲食店で知り合ったのが波瑠演じる坂井戸さん。
坂井戸さんは「守るって言われたら見下されている感じ」と今どきの女性な意見をズバリ。
向井くんが派遣の子を後輩に取られた失恋後は、
「向井くんは、本当にその子(派遣の子)のこと好きだったの?いけそうだから行ったろってなってたんじゃないの?」
「向井くんはあんまり相手の気持ち考えてないんじゃないの? 適当に雰囲気で過ごして、なんとな〜く可愛い子と付き合って、なんとな〜く幸せになれるわけないよ!」と、ぶった斬ります。
でも一方で、彼女も、結婚する気がないバツイチ上司と曖昧な関係を続けていたり、人間味がある。
麻美と元気の夫婦にも暗雲。「制度的・慣習的夫婦の関係に縛られるのは違和感」と考える麻美と、「頑張って大黒柱になろう」とする元気の関係がぐらついている。麻美が、ご主人と呼ばれてプレッシャーに感じる夫は見たくないし、良い所が失われると伝える所は、普段ツンツンしてる彼女の愛情が伝わってきました。
一話を見終わった後、夫が「俺ってもしかして『守る』とか言ってたっけ?!」と苦笑していた。「いや言ってないと思う」(多分)と返しといた。
言われたらどう思うか?と議論になったが、私の場合は、広義の意味で「大切にしたい」という意味かと受け取るかなー。大学生とか若い人間が使うイメージがある。「守る」なんて安直な言葉を使われたら、「あーはいはい」と受け流して、特に感動はしなさそう。若い時に聞いてみたくはある。議論がはかどるドラマです。
ドラマの話が長くなってしまいました。終わり。