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物価の上昇がエグすぎるインフレーションセンセーションなトルコ

今まで生きてきた、数十年の人生。
ここまで物価の上昇を感じた経験は未だかつて無い。

本当にエグ過ぎてやばいのである。

私は今、Taksimという地区、日本で例えるなら新宿、渋谷、原宿のような中心地から約10キロくらい離れた場所に住んでいる。

高級住宅地とかではないし、外国人が住んでいる場所でもない。
(なので人懐っこい人からは必ず出身を聞かれるし、近所では私は平たい顔族が住んでいるということで少しだけ有名らしい😱)

ちなみに外国人が住んでいるエリアだと物価も家賃も高め。

そんなトルコ人だけが住んでいる場所に住んでいるのだか、
ここ辺りの家賃の相場は多分1年、2年前は800とか1,000トルコリラ
だったらしい。
(※本日はトルコリラが多く出てきます。日本円の換算はレートも情勢も変わるのでやっておりません。ごめんねー)

しかし今のミニマムで!ミニマムでよ!!!!

2,500トルコリラなんだって😇ありえねーーーーーーーーだろ!!!

もちろん部屋数で変わると思うし、
この2,500はファミリー用の部屋なのかもしれないけれど。

1〜2年でって、1年前って私が来たくらいよ。
この短期間で、約3倍の値上げ。

他にも水道光熱費やインターネット、携帯代金に食料品。
ありとあらゆるものがものっそい勢いで値上げしている。
電気は20%上昇だとか。
マジかよ。
しかもどんどんこれからも値上げの可能性大なんだと。

私が移住当初に愛用していた洗濯洗剤があった。
確か1キロで29リラだった。
しかしたった半年もたたないうちに33リラになった。

確かに日本円にしたら当時70円くらいの値上げやーんってなるけど、
リラで生活している人にとったら、相当よ。
私はもうリラに身を埋めてしまったので
ビックリおののいてしまったわ。

こないだwifiの契約更新だったようで、
今までは月に80リラだったのが110リラになったからね。
一番最下位最安値プランで。
どうり接続良く無い気がする爆


トルコに来てよく聞く言葉。

『Türkiye'de yaşamak çok zor 』

トルコで生きるのは難しいと言う意味。

これ私みたいな異国人が言うなら全然理解できるんだけどさー
トルコ人が言っているからね。

自分の国で生きることが難しいって。

言葉もできるし、文化もわかり、
何もかも自分の国で生きるには余裕なスペックを備えている
ネイティブですら難しいと言う。

私は日本からきたけど、日本で生きることが難しいと感じたことかー、

ある?かなあ?

疑問すら湧かなかったかもしれない。

そりゃ色々日本に住んでいても、
消費税上がったりしてクッソって思ったり、
確かに物価の上昇を感じることはあったけれども、
難しい?と言うよりここがこうだったらなーという
願望はあるけれど。

逆に母国である日本で暮らすことが難しいなんてほざいていたら、
どこにも暮らせる場所なんざねーからなーという諦めで、
思いすらしなかったのかもしれない笑

そんなこと思おうものなら
レールからはみ出す自分が受け入れられなかったのかもしれない。
自己防衛本能。


こないだトルコ人女性、ハニーちゃんと遊んだ。
写真の寿司は彼女と行ったTaksimにある優曇也(うどんや)
という日本食レストランに行った際に食べたものである。

ハニーちゃんはトルコ語教室で一度、
ネイティブスピーカー話そうと言う企画でゲストで来たのだ。
なのでしっかりと話したことはないし、
彼女は私のことは忘れていた。
なのでほぼ初対面。

ハニーちゃんは3年間、日本に住んでいたことがある。
日本語検定も上級を持っており、
可愛いし、日本文化も詳しくて、
そして日本の会社で働いていたので敬語もお手の物。
やっぱり会社で働いていたことは本当にすごい。
めっちゃ物腰が日本人のそれだった🤣
私よりも日本人だった笑

ハニーちゃんは日本に来る前は
トルコで外資系の会社で英語が共通言語の中で働いていた。
英語もお手の物。
日本にいるときに、日本語から英語の翻訳もしていたのだと。
私とは頭の構造が違いすぎて、次元が違う笑

そんな才色兼備なハニーちゃん。
トルコではもちろん超エリート。

そんな彼女ですら上記の言葉を発した。
トルコで生きるのは難しいと。

そしてこんな話もしてくれた。

現在、トルコにか各国から難民が来ている。
特にシリア難民が問題となっている。
政府はシリア難民にはお金を支給したり、
大学に入学するための試験を免除したりと
手厚いサポートをしているのだとか。

そりゃあ、腹立たしいわな。
もちろん難民の人たちも大変だろうけどさ、
腑には落ちないわな。
こっちは物価上昇で生きるのも大変なのに。

ダーリンからこの話をよく聞くけど、最近は誰もが話している。

ダーリンに「本当に生きるの難しいわね」と言ったら


『難しいだと?

impossibleだ!!!!!⚡️』


と強い剣幕で言われた。
めっちゃ温厚なダーリンなのに。
おっしゃる通りで。
不可能よ。


トルコは物価が安いと皆さん思っているだろうけど、
確かに日本に比べたらだけど、
物によっては日本より高いものや、
そこまで変わらないものが多々ある。

トイレットペーパーは変わらない。
むしろトルコの方が高い気がする。
お酒はトルコ産だったら日本と変わらないけれど、
外国のお酒はこっちの方が断然高い。

トルコ人に必須なチーズや牛乳は安いかと思われているだろうけど、
牛乳はもちろんものによるけど1リットルで100円くらい。
チーズは1キロで500円くらいする。
日本だと安いか普通だと思うでしょうね。
でもさ2021年の最低賃金をトルコ政府は3,700リラくらいにしたんだって。
それだと、今のレートで45,000円くらいだよ。
そんな中、日本と同じ物価で買い物してみなよ。
割に合わないわよね笑

でも最低賃金なんて守られているわけがない。
友人がサムスンで仕事探しをしていたとき、
レストラン勤務で月3,300リラで提示されたって聞いた。
しかも一日12時間労働。
他にもこの最低賃金以下で働いている人は沢山いる。

そしてハニーちゃんに私は質問した。
今の状況で具体的に2人暮らしでトルコはイスタンブールで
生きるにはどのくらいのお金が必要なのって。

そしたら

『まず1人だけ働いて生活は無理。
絶対にダブルインカムが鉄則。
2人用の家を借りるのに2,500から3,000リラは最低ね。
それから光熱費やインターネットなどが1,000リラは必要。
冬はもっとかかる。
つまり家関係だけで4,000リラは必要ね。
それから食費は青空市場に行けば、
うーん大体1,000リラでいいと思う。
あとかそれぞれのお小遣いや交際費で
最低でも1,000リラずつは必要だから、
2人で生きるなら7,000リラは最低かかるわ。
旅行したいんだったらこれでは絶対に不可能だわ。』

だって一応な最低賃金が3,700リラでしょ。
たとえ2人が最低賃金稼いできても、ギリギリ。
しかもこの最低賃金は信用ならない。
そしてトルコはお給料の支払い遅延は日常茶飯事である。
加えて生きていればなんだかんだ突発的な出費が出てくるし。
(トイレが壊れるとかね。こないだ経験済み)

いやいや、物価が上昇したんならお給料も上がるでしょ〜って?

いえいえそのままでやんすよ。


そんなこんななイスタンブール生活。
物価が安い?確かに日本よりはそうかもしれない。
でも日本と変わらないものが沢山ある。

あと、今私が絶賛欲しくて夢にも出たIPhone📱様。

私は移住前、トルコは物価が安いからIPhoneもお安いだろうと思って行ったら

まさかの日本で買うよりも1.5倍くらい高い😱

もっと調べて行け

でもトルコ国外で買った携帯電話を3〜4ヶ月以上使うことはできない。
ここで買うことを余儀なくされる。
この携帯電話の件も本当に大変だったよ。
今もだけど笑

まあそんなこんなでなんとか生活しております。
話は戻りに戻ってひっさびさの日本食。
寿司を食べれて美味しかったー!
私はもう日本食を食べることを諦めているのですが、
ハニーちゃんのリクエストで行きました。
皆さんもイスタンブールで日本食ならばここはおすすめです💛
日本人の店員さんもいたし、
ほっと一息できるかもしれません。

今日はなんか暗い話題だけど、これも人生。

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