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『会社にケンカを売った社員たち』2022年総集編

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2022年に「会社にケンカを売った社員たち」で取り上げた労働判例 578 日東電工事件 577 A病院事件 576 グローバル事件 575 Y市教育委員会事件 574 春秋航空…
2022年中に配信されたメルマガ「会社にケンカを売った社員たち」全26本で取り上げた労働判例(事件…
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#労働基準法

#556 「甲社事件」東京地裁

2022年2月16日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第556号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【甲社事件・東京地裁判決】(2020年3月27日)▽ <主な争点> セクハラ行為と職場環境配慮義務違反など 1.事件の概要は?本件は、甲社の従業員であり、心因反応(本件傷病)との診断を受けて休職中であったXが2018年8月末日かぎりで休職期間満了により退職したものとされたところ(本件退職措置)、本件傷病は同社がXをセクシュアルハラスメントの加害者として扱うなど職

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#559 「ビジネクスト事件」東京地裁

2022年3月30日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第559号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【ビジネクスト(以下、B社)事件・東京地裁判決】(2020年2月26日)▽ <主な争点> 営業成績不振等による降格・賃金減額、暴行等の言動による解雇など 1.事件の概要は?本件は、B社の従業員として業務に従事していたXが同社に対し、(1)B社による解雇は無効であるとして、労働契約上の地位確認、(2)解雇から訴え提起日までの未払賃金および在職中の2度の降格に伴う差

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#561 「洛陽交運事件」京都地裁

2022年4月27日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第561号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【洛陽交運(以下、R社)事件・京都地裁判決】(2017年6月29日)▽ <主な争点> 定額残業代に関する対価性要件の判断方法など 1.事件の概要は?本件は、R社の従業員であるXが同社に対し、(1)2013年3月22日から2016年2月19日までの時間外・深夜早朝勤務手当235万4107円ならびに遅延損害金の支払を求めるとともに、(2)労働基準法114条に基づく付

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#567 「Hプロジェクト事件」東京地裁

2022年7月20日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第567号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【Hプロジェクト(以下、H社)事件・東京地裁判決】(2021年9月7日)▽ <主な争点> 専属マネジメント契約を締結し活動していたタレントの労働者性など 1.事件の概要は?本件は、亡きXの相続人であるYおよびZが、Xとアイドル活動等に関する専属マネジメント契約等を締結していたH社に対し、Xは労働基準法上の労働者であると主張し、Xが上記契約等に基づいて従事した販売

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#569 「巴機械サービス事件」横浜地裁

2022年8月24日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第569号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【巴機械サービス(以下、T社)事件・横浜地裁判決】(2021年3月23日)▽ <主な争点> コース別人事制度の運用が違法な男女差別に当たるかなど 1.事件の概要は?本件は、T社に入社した女性であるX・Y両名が同社に対し、自らが一般職とされ、総合職である男性従業員との間に賃金格差が生じていることについて、一般職と総合職の区別は性別のみであるから、この取扱いを定めた

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#571 「TRYNNO事件」名古屋地裁岡崎支部

2022年9月21日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第571号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【TRYNNO(以下、T社)事件・名古屋地裁岡崎支部判決】(2021年9月1日)▽ <主な争点> 美容室勤務の美容師の労働者性など 1.事件の概要は?本件は、Xが2017年2月に美容室の従業員としてT社に雇用され、2019年3月に解雇通知を受けたが、同解雇は無効であると主張し、以下の請求をしたもの。 (1)雇用契約上の権利を有する地位にあることの確認 (2)労

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#576 「グローバル事件」福岡地裁小倉支部

2022年11月30日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第576号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【グローバル(以下、G社)事件・福岡地裁小倉支部判決】(2021年8月24日)▽ <主な争点> 障害者就労支援施設等での泊まり込み時間が実労働時間に該当するかなど 1.事件の概要は?本件は、XおよびYの2名が平日(出勤の土曜日も含む)の就労移行支援施設における業務(午前9時から午後4時まで)を終えた後にグループホームにおいて泊まり込みで利用者の対応業務(午後4

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#577 「A病院事件」札幌地裁苫小牧支部

2022年12月14日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第577号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【A病院事件・札幌地裁苫小牧支部判決】(2022年3月25日)▽ <主な争点> 退職勧奨およびその前提となる情報提供が不法行為に当たるかなど 1.事件の概要は?本件は、臨床検査技師であるXが勤務先のA病院から、誤った事実認定に基づく虚偽の非違行為を理由とする不当な退職勧奨を受け、真意に基づかない合意退職を強要されたなどと主張し、(1)人事の統括者としてXに対す

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