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morceau de ciel


手を伸ばしたら
届くんじゃないか

って
錯覚してしまう



空に抱かれてる

そんなふうに
感じていたい



独りで生きるのは
難しい

暖かいもの
を探してしまうから



僅か乍らでも
我儘を言えば

さよなら
が近くなる

それはわかっている
でも
我慢できない


だから
約束も求めない




揺蕩う様に

燻らせた煙の様に

空に吸い込まれたい


空の破片

になりたい





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