chemin
唇から滑り落ちる
素っ気ない言葉
わたしの目は冷たい
手が温かい人は
心が冷たい
そんなふうに言われる
其れって
強ち噂でもないのかも知れない
わたしの手のひら
は
温かい
体中の熱
が 集まってんじゃないかな
ってくらい
わたしの心臓
は
唯
鼓動するだけ
痛むばかりで
苦しいだけ
もう
素直に笑えなくなってしまった
良識だけでは
満たされなくなってしまった
砂漠みたいな
わたしの心
は
石みたいに
固まってしまった
稀有や
孤独や
罪で
抱えたものは
半端ではなく
例えるなら
十字架
とか
罪悪感
踠くわたしは
いつか
救われるのだろうか
否
清められるのだろうか
なんで
こんなにも
わたし
は
こんな路ばかりを
選択してしまうのだろうか
普通
が
欲しい
平凡
な
愛情
未来
約束もない
こんな
長い路のり
は
終われない贖罪
に
似て
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