masse
わたしの顔
に
深く刻まれた隈
は
消えないのだろう
いつまでも
きっと
過去も辛かったけど
こんなにも
今が辛い
力など
残っていない
今は弱音が衝いて出る
胸からか
頭からか
わからないけれど
崩れそうなほど
自分
が
自分で在ることの
理由
を喪くしてしまった
戻れない
もう
甘い蜜を舐めただけの時間は
とうに過ぎてしまって
瓶はもう
空っぽなんだ
手から滑り落ちた
夢の雫
涙の様で
とても冷たい
いっそ
泡に成れたなら
きっとこんなにも
苦しまなかった
夢
と
現実
を
区別さえ出来ていれば
わたしの様な
咎の塊
は出来なかった
もう
叫び声
も
音にはならない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?